栃木県から埼玉への帰路、電車の中で見たチューインガムの車内広告。
「ACU○ Facebookで出世診断アプリ配信中!」
「君は出世できるか?!」
…でもさ、出世って、
「誰が決めるの?」
自分で決められるもの?
「うん、俺の働きは課長級だろ」
「今年は俺は室長代理で行きます」
…(いいな)
いいや、違うよね。
それはおそらく、経営幹部会議とかカイシャの闇の部分で、
上司、理事らの好き嫌いと、
会の進行役のその時の機嫌と、
どれだけ上司らがあなたの日々していることに恩義を感じているかどうか。否か。
公平無私・客観的に決められるもの?
かどうかも…。分からん。
成績?数字?達成率?
成功したプロジェクト?競合に横取りされた事業?
いかに部下を無償で長く働かせたか?えさを目の前にぶら下げて?
直属の上司が、その群れの中でどれほど顔が利くか?影響力と裁定権があるか?
企業自体の業績?
なぜそんなものに色目を使い、汲々としなければならない?
なぜそんな利己的で不確実、変わり易いものに頼らなければならない?
なぜ「出世」のために、媚売って、下げたくない頭を下げて、飲みたくない酒を飲まねばならない…?
――――――――――
上司からのテキトー評価に対して、自分ができる評価法もあります。
例えばバスケ風に考えると。自分ができるのは、
ルールに沿い、初歩的なミスを犯さないこと、
試合時間中ずっと走れる体力作り、
いいポジション取りをしてパスをつなぐこと、
相手選手からボールを奪う成功率、
放ったシュートの得点率、など。
それらは傍にいる誰の目にも、その場その時に明らかになる「成功」。
確かに、上記全部に成功しても試合に負ける(イチロー=マリナーズ)こともあるけれど。上記は自分が努力して改善し得る領域です。
――――――――――
また、これは非情にドライで否定的な見方なのかもしれないが。
「自分とカイシャ」の関係を、もっと割り切らなければならないのではないか。
「24時間働けますか。ジャパニーズ・ビジネスマン」
をやり続けて、身体を壊し、精神を病んで。
その時点で「お払い箱」?そんな話が多すぎる。
だから。
職場で学んだ知識や経験を、自分のビジネス(成業)につなげよう。
稼いだ金を自己資金に編入して、温めよう。
今はまだ…でも、常にアンテナ磨いて時を待とう。
だって、自分の仕事は「しがないサラリーマン」でも、
自分のビジネスでは、
「代表取締役です」。出世するための、誰かさんからの評価。そんな物に依存せずに。
自分の王国を切り取るだけでいい。
それだけで人生のワクワク感も、
吸収できる物も、
今の仕事に対する熱意さえも、
大きく変わるからです。
青年よ。ビジネスを抱け。
スポンサーサイト