「日本人は信仰心の薄い民族だ」
「クリスチャン人口比が1%以下なのもそのせいだ」
こんな捨て台詞を残して去っていった海外宣教師の皆さん。ありがとうございます。
しかし、あなたがたの視点に恐らく掛かっていない物事がある。今日はそれについてお話します。
テーマは
「日本人が如何に騙されてきたか」。
為政者「公約」「マニフェスト」
企業「想定外でした」「電気料金値上げします」「顧客満足の最大化」
詐欺「ばーちゃんオレオレ」「お宅の旦那さんが痴漢で逮捕されましてね…」
食糧生産・加工業者「成形・増量肉」「調味液注入魚」「カット野菜」
宗教「新興宗教の訪問販売」「ナマグサ坊主」「仏壇をローンで!」
団体「大義名分我にあるけど」「労働者からは搾取させて頂きます」「ワープア製造=将来の顧客リスト」
学校「内申点↑=人間↑」「学校<進学塾」「いい大学=いい就職先」
…数えだしたらキリがない。
それほどまでに、
裏切られ、
騙され、
そして搾取されてきた…。
無知であれ。従順であれ。
迷惑をかけるな。空気読め。
そう家庭で、学校で、TVで、社会で、刷り込まれてきながら。
頭うなだれて「ショウガナイ」とマントラを唱え…。
「政治家が好き勝手し、天下りし、旨い汁を吸っているのだから。俺だってそうする権利があるのではないか」
「多少の汚職や搾取は許されるのではないか」
「…利用される方が馬鹿なのだ。俺は悪くない」
そんな想いに溢れている。
そんな末世的な事件が世を騒がしている。
考えようによっては、日本の今の状況は。
物質的に豊かでも、瓦解寸前のローマ帝国のようにも見えるのです。
人々が「義」「仁」といった価値観を忘れ、いや封印して、世に迎合して生きる。
しかしその心は、埋められない虚無感で塞いでいる…。
そんな状況、だよ?
ロスジェネの一員である後藤が言いますが、日本社会全体に対して
「俺はぜってー騙されねーぞ…」
そんな不遜不敵な想いで向き合っているのです。
問題の根源からは距離を取り、批判し、マイナス的議論を吹っかける…。
だって、マイナスじゃん?!
それをはっきり「マイナスじゃん!!」と言えなくなっているご時世だからこそ、言います。
覆い隠されている秘密。
口を憚る議論。
「行動する少数派」を封じ込める報道…。
全部くそだ。
しかし、それを知らず、知ろうともしなかった、俺が。
第一番目に、くそだ。知っても、何も行動に移せず、ただ悶々としている、俺が。
やっぱくそだ。くそは嫌だ。だから学ぶ。人の言葉など話半分。というか、端から疑ってかかる。
裏にある真意をぜってー読んでやる。
何を求めている?俺から何を摂ろうとしている?…
そんな不健全な青年なのです。
それに対していきなり、
「信じなければ地獄行き」
「癒しの奇跡で、目が開いた/クララ立」
「…悪魔の、せいですね」
と言われましても。信じやしません。
逆に、信じよ。といわれると、疑う。
批判精神 知的好奇心が旺盛なのだ、とも言えます。
クリスチャン人口が増えるとしたら、この知的好奇心旺盛な層が、
見、聞き、関心を持ち。
軽い気持ちでいいから、求道に入って。
心で納得し、主に触れられて、
これまでの生き方を吟味、自己内省する。
自分の墓標への涙でなく、
他の、今苦しんでいる方たちへの清い涙を流すことで、気付かされる。
神の御手と、その慈しみに。
そんな経験を通してのみ、信仰に目覚めるのだと思うのです。
そのためには、第一歩として:
宗教の「メリット」「デメリット」でなく、
キリストの「愚直な正直さ」「無私の誠実さ」を、話していけばいいのでは。
後藤はそう感じるのです。
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