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後藤 秀孝
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JAPAN
【我が主、我が神】
2012-01-09 Mon 15:56
【(かつて)行列のできた 神社】

お正月を迎え、神社仏閣に向かう人々の流れを眺めながら。

「小っちぇな…」

と思いました。

何がって?いえいえ、歩く人々が、ではなくて。

彼らの向かう建物が、ハコモノが、です。


そんな不遜なことを語る、後藤の生まれは東京都 江東区 森下。

江戸三大祭をぶちかます富岡八幡宮(門前仲町)まで自転車で15分、深川 七福神めぐりの現場ど真ん中育ちです。
神輿など毎夏の行事、本祭りでは2日間連続担いで「喉肩腰足全部ダメ」になる祭り男でした。

何は無くとも正月は「気もそぞろに」神社仏閣巡り(と言うか、人恋しさ/屋台恋しさ巡り)をし、

浅草の浅草寺をはじめ西新井大師、渋谷に行けば必ず明治神宮。出張すれば地元の神社でお守りを土産に買い、
日蓮宗宣明院の角っこの仏像にまで陸上都大会 勝利祈願をしたほどです。

非常に身近に、これらのハコモノはありました。

そして家族の倣いで、年末年始のみならず、
七五三のお祝いや、結婚式に仏式(なのか?ちなみにフランス式ではない)の真似事をしてみたり。

葬式仏教のお手本のような人間でした。



【天は神の御座】

そうです。
このハコモノに、私たちは木で彫った像を建てて、「ここはOOのご利益があるよ」と吹聴し、
建物は年毎にメンテナンスをしながら、通ってきたわけです。神仏の居所(なんでしょ?)として。

しかし本当の神は、この宇宙すら創造された神は…。

こんなハコモノには収まらんだろう。


ソロモンですら、その財と物資、人材の全てを投じて(*)建造した神殿を指して、こう嘆息しました。

「…神は果たして地上にお住まいになるでしょうか。
天も、天の天もあなたをお納めすることができません。

わたしが建てたこの神殿など、なおふさわしくありません。

わが神、主よ、ただ僕の祈りと願いを顧みて、
今日僕が御前にささげる叫びと祈りを聞き届けてください」(I列王8:27~28)

ソロモンが語るとおり、

天(空)も、天の天(宇宙)さえも。

神の住まいとして十分ではないのです。

宇宙の大きさは、Wiki が認めるとおりです。

「宇宙の大きさ:
宇宙の大きさについて言えば、まだ分かっていないことが多い。ただし(人類に分かっている範囲だけに限っても)宇宙はとてつもなく大きい。
地球から理論上観測可能な領域(これを「観測可能な宇宙」と呼んでいる)が半径約460億光年の球状の範囲である」

とのこと。

とてつもなく☆大きい。

見える(べき)範囲だけでも、しかも 半径!460億光年。

(億光年、てね…。残念ですが、そもそも私たち光の速度を出せませんし、かつ1万年生きませんから。
人類がこのままのペースで愚かさを増すならば…。)

その大宇宙でさえ、神よ。あなたのお住まいとするには小さすぎるのです。


そして、さらに大事なことは。

そんな偉大な神が、私たち一人一人の人生に目を注ぎ。
そんな全てを包み込む神が、私たちの想いを汲んで。
そんな人知をはるかに超えた神が、私たちの涙に心動かして。

『わたしはあなたの傍にいるよ』
『わたしはあなたを大切に想っているよ』
『わたしはあなたを愛しているよ』

『愛する一人息子のいのちを、
あなたの代わりに 差し出すほどに…』


と語ってくださっているのです。

そんな神を、全ての創造主である神さまを、私たちは賛美しています。
そんな主だからこそ、その名を褒め称えるに値するのだと後藤は思います。


神社の木片ではない。
仏閣の賽銭箱ではない。


全ての前を歩み、全てのしんがりを務め、
全てを見透し、全てを理解し、
全てを包み込み、全てに内在される神を、私は信じています。


(*)
設計寸法:長さ180メートル、幅60メートル、高さ90メートル
(=それぞれ、「長さ六十キュビト、幅二十キュビト、高さ三十キュビト(I列王6:2)」であり、キュビト = 一竿 = 300cm = 3mtと訳すとこうなる)

木材だけの対価:
小麦 4,600トン、
オリーブオイル(松グレード)4.6トン/年額。
(=ソロモンはヒラムに、その一族の食糧として、小麦二万コルを与え、また、上質のオリーブ油二十コル(中略)を毎年ヒラムに与えた(I列王5:11)。1コル=230リットル)
(参照:聖書の度量衡、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E6%9B%B8%E3%81%AE%E5%BA%A6%E9%87%8F%E8%A1%A1)

木材を切り出す役務者:30,000人
荷役人夫:70,000人
石切職人:80,000人
現場監督の長:3,300人

建築期間:神殿本体に7年間、周辺の宮殿含め13年
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