ディール・カーネギー著「カーネギー話し方入門」(創元社 1984)より抜粋
第十一章「聴衆をひきつける方法」のまとめ:①私たちが関心を持っているもの。
それはごく並みの、ありふれたことについての、
並々ならぬ真実 である。
②私たちが一番関心を持っているのは、
「自分自身のこと」である。
③相手に、その人自身のことやその人が興味を持っていることについて話をさせ、それに熱心に耳を傾ける人は、自分では少ししか話をしなくても“会話の上手な人”と見做される。
④美化された噂話や人間の物語は、大抵の場合関心を持たれ、人を惹きつける。
話し手は
要点を2・3点に絞り、それを
人間的な面白みのある話で実証してみせるべきである。
⑤具体的に、明確に話をしよう。
マーティン・ルーサーの少年時代を語るのに、「強情で手に負えない」とだけ言わず、事実を述べること。
「毎日午前中だけでも十五回は体罰を受けた」と断定的に言うことで、より明確で印象深く、面白い事例となる。
⑥話の中に
「絵になる言葉」―――すなわち、イメージを目の前に彷彿とさせる言葉を散りばめよう。
⑦
興味は伝染する。話し手が興味を持っていなければ、それは必ず聞き手にも伝わる。
しかし、聞き手に興味を持ってもらうということは、単に「ルールを守っただけ」で出来ることではない。
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