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後藤 秀孝
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JAPAN
【人前で話す・一考】②
2012-01-01 Sun 01:10
ディール・カーネギー著「カーネギー話し方入門」(創元社 1984)より抜粋

第二章「自信は周到な用意から」のまとめ:

①スピーチをする人が、頭と心の中に本当に伝えたいと思う思想を持っている場合(やむにやまれぬ気持ちが沸き起こっている場合)、そのスピーチはほとんど成功間違いなし。充分に準備されたスピーチは、すでに九分通り終わったも同然だ。



②準備とは何か。
本に書いてあった文章を機械的に写しておくこと?気の効いた文句を丸暗記しておくこと?とんでもない。本当の準備とは、自分自身の中から何かを掘り出すこと、自分の思想を組み立てて秩序づけること、そして自分の信念を大切に育て上げることなのだ。(e.g. ジャクソン氏は経済紙の記事の中から他人の思想を抜き出して受け売りしたばかりに、スピーチは大失敗だった。しかしその後、今度は同じ記事を、自分のスピーチの出発点として使ったら大成功した。自分自身の考えを充分に練り、独自の例を話したからである。)

③ほんの30分ほど机に向かうだけで、スピーチ原稿が作れると思ったら大間違いだ。スピーチはビフテキの焼き加減を注文するのとは訳が違う。「伝えたい」という願望は、あなたの思想の中に湧き上がり、自然に熟すべきものなのだ。

まず初めにテーマを考え、思いめぐらし、じっくり考え、眠っても夢にまで見るほど考え続けるのだ。
友人たちとの雑談の話題にもさりげなく取り上げたりすると良い。
更にテーマに関するありとあらゆる質問を自分自身に投げかけ、答えてみるのだ。
頭に浮かんだ考えや例などは、その都度、手当たり次第にそこらの紙切れにでも書き留めておき、絶えず「何かもっと材料はないか」と探し求めるのだ。

アイディアとかヒントとか具体例とか言ったものは、何かの弾みにふと思いつくものなのだ。―――入浴中に、ドライブの最中に、夕食を待っている時に…。あのリンカーン大統領も、まさしくそんなやり方だった。有名人でなくとも、スピーチの上手い人はほとんど皆、これと同じようなやり方をしているはずだ。

④さんざん考えて、考えあぐねた時は、図書館に行くとよい。そのテーマについて、いろいろと本を読んでみることだ。図書館の係員に助言を求めれば、きっと大い協力してくれることだろう。

⑤自分がスピーチ原稿のネタにしようと考えている以上の情報量を収集することだ。植物学者のルーサー・バーバンクは、たった一つの優れた品種を手に入れるために百万種もの品種を作り出した。その方法を真似て、百の材料を集め、その内の九十は捨ててしまっても構わない。

⑥予備の力を持つことが大切だ。余力を蓄えるためには、実際に使うよりもはるかに多くの事柄について知識を持つこと、つまり、たっぷりと充実した情報バンクを自分の中に持つことが必要なのだ。スピーチ準備をするあなたは、アーサー・ダンが食品セールスマンを訓練した時の方法(*1)や、アイーダ・ターベル女史が大西洋ケーブル会社の記事を書くためにどんな取材をしたか(*2)、などに倣えばよい。

(*1)食品セールスマンに単に売り込み方を教えたのではなく、まず彼らを食品の専門家にするために、食品の成分や由来から教えて行った。「そんな基本を覚えている暇はない」と焦るセールスマンに対して、アーサー氏は「…もしあなたが自分の手がけている商品について一から十まで知っていたら、商品に対する入れ込みようも違ってくるはずです。商品知識があなたを積極的にし、(それを扱う顧客への関心をも)強化していくのです。」と語った。

(*2)アトランティックケーブル社について寄稿を求められた女史は、博物館へ行ってケーブルを観察、書籍からケーブルの歴史を学び、またどのようにケーブルが生産されるか工場を訪ねて見学した。そうすることで女史は自分の言葉に説得力と彩りとを付け加えることができる、と知っていたのである。
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