後藤 秀孝
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JAPAN
クリスチャンの仕事術<I I>Tsu Zu Ki
2006-11-09 Thu 20:03
2.キリストの人財学 Tsu Zu Ki
C.権限の委譲
のちの宣教行で、主イエスは弟子たち(ルカの福音書によると70人)を定め、自分で行く予定だった町や村へ、二人ずつ遣わしました。その時、彼らにご自分の権限を与えて、病人を癒し、悪霊を追い出す力を委譲したのです。
有能な方ほど陥りやすいことかもしれませんが、全部自分一人でしようとする経営者・管理者の方がいらっしゃいます。部下に説明して、仕事を振るより、自分でやった方が早いからというのが理由でしょうか。

確かに、最初のころは詳細まで指示して、質問があれば根気良く答えてあげなければならないので、大変です。しかし、部下が徐々に仕事に慣れれば、その部分だけは任せてしまって、もっと組織に有益な仕事に着手できるのも真実です。
モーセが荒野で200万人のイスラエル人を率いて旅していた時、こんなことがありました。さばきの座に着くモーセに、朝から晩まで人々が行列になって、相談に来ていたのです。そこへ訪れたモーセの舅が、こう言っています。
「あなたのしていることは良くありません。
あなたも、あなたと一緒にいるこの民も、きっと疲れ果ててしまいます。<中略>
あなたは彼らにおきてとおしえ(全体の方針)を与えて、彼らの歩むべき道と、なすべきわざを彼らに知らせなさい。
あなたはまた、民全体の中から、神を恐れる、力のある人々、不正の利を憎む誠実な人々を見つけ出し、千人の長、百人の長、五十人の長、十人の長として、民の上に立てなければなりません。
いつもは彼らが民を裁くのです。大きい事件は全てあなたのところに持って来、小さい事件はみな、彼らが裁かなければなりません。あなたの重荷を軽くしなさい。彼らはあなたとともに重荷を担うのです(出エジプト18:17~22)」

仕事の効率化と、部下たちのキャパシティービルディングとして、権限の委譲は有効ですし、これから大きくなろうと言う組織にとっては避けて通れない課題です。人間の歴史の結晶である、聖書の知恵からもその必要性はうかがい知ることができますね。

D.実際に行動させる;
アーサーウィリアムズは、その著書「人生熱く生きなければ生きている価値がない」の中で、行動の重要性を訴えています。「情報や知識は行動に移して初めて活きた力となる。…行動こそが成果を生むのだ。どんな知識も、行動者の手に渡るまでは潜在的な力に過ぎない。(この世の)力とはすなわち、行動する力なのである。」

どんなに雄弁なスピーチも、行動が伴わなければ空気が振動しただけです。それはキリスト教界でも同様で、『だれかが自分には信仰があると言っても、その人に行ないがないなら、何の役に立ちましょう。そのような信仰がその人を救うことができるでしょうか。<中略>…こう言う人もあるでしょう。「あなたは信仰を持っているが、私は行ないを持っています。 行ないのないあなたの信仰を、私に見せてください。 私は、行ないによって、私の信仰をあなたに見せてあげます。」(ヤコブ2:14~18)』という言葉の通りです。

その行動を、自分のみならず部下にさせる、ということが肝要です。それには挑戦し続ける姿勢の大切さを説き、また万一失敗した際の責任を、上司であるあなたも負うという、期待と信頼を表すことでもあります。「考えてばかりいないで実践してみなさい。ただし忍耐強く正確にやってみることだ。(サミュエル・スマイルズ、自助論)」というように、部下の行動を寛容な心で見守り、支えてあげることが必要です。

上司が部下を支える、ということに対して、聖書はどう言っているでしょうか。
「…あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、みなに仕える者になりなさい。
あなたがたの間で人の先に立ちたいと思う者は、みなのしもべになりなさい。
人の子が来たのも、仕えられるためではなく、かえって仕えるためであり、また、多くの人のための、贖いの代価として、自分のいのちを与えるためなのです。(マルコ10:43~45)」とキリストが仰っている通りです。

ですから、行動の大切さを説くと同時に、部下に対する信頼と期待を明らかにし、その責任は俺も取ってやるから、やってごらんという一押しが大切です。そうした愛を基にしていれば、注意しなければならない時も、叱らなければならない時も、部下は必ず分かってくれるでしょう。そして、立派に完成された仕事は、賞賛の声にも勝って、部下の自信につながるものです。
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