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後藤 秀孝
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JAPAN
【傷ついたクリスチャン】
2011-08-30 Tue 13:36
筆者の知る限りで「残念な結婚をしたクリスチャン偉人」は二人います。

(なぜ二人だけなのか考えてみました。

「偉人」の定義が厳しいのはありますが。少なからず、クリスチャンの誰も

「私の家庭は崩壊している」

とは公言したがらないためではないでしょうか。)



一人は、聖書の人物・ダビデ王です。
「あれ、ダビデの家庭はハーレムだったのではないのか?」
という方、正解です。いえ、かなり語弊がありますが正解です。

ここでの失婚(結婚失敗)とは、ダビデ初婚の相手であるミカルとの話。

出会って間もない二人は、燃え上がる暇もなく別れ、ミカルは王宮に、ダビデは逃避行の旅で荒野に退いていました。ダビデを逃がした時の大胆さと従順さは良かったんだけどね…。悪くなったのは、あの紅顔の美少年ダビデが、髭も生えて複数の奥さんを連れて、ユダヤの王として復帰した後の事。当時ミカルは別の男性の妻として生活していたわけですが、「だって、俺との結婚が先じゃん」と主張したダビデ王に無理やり連れ戻されたのです。愛する夫とは別れさせられて…

こうした経緯が悪かったのかも知れませんが、ミカルさん、ずいぶん怒り心頭の御様子で。
戦勝祝いで踊るダビデを蔑んで、「何やってんのアンタ、恥を知りなさい」と冷めた批判を投げるのです。

それは、王室での生まれであるミカル女史と、
羊飼い出身のダビデの、
育ちの違いもあったかも知れない。
身分の差から来る蔑視も…。

それからのミカルは、ダビデにとって一番の批判家となり。
恐らくダビデのすることなすこと、こき下ろしたのではないでしょうか。
こうして二人は、その後死ぬまで、愛のある関係を再構築できませんでした。


失婚クリスチャンの二人目は、第16代米国大統領であるエイブラハム・リンカーンです。
彼の奥さんの悪妻ぶりも際立っており、リンカーン裏面として当時のメディア等にも叩かれたでしょう。こんなエピソードが残っています。

リンカーンが読書に夢中になっているとき、「暖炉の火が弱まってるわ」と繰り返し言ったのに無視されたため、薪で彼の頭を引っ叩く。

ヒステリー症状。その精神のゆとりのなさは、のちに元大統領夫人をして精神病院に落ち着かせた。

なにやら冗談めいたエピソードは、「妻のいる家に帰りたくなかったがために、リンカーンは外で懸命に働き…その懸命さゆえに大統領になった」など。…

リンカーンは奴隷解放という偉業を成し遂げ。そして政敵の放った暗殺者によって、オペラハウスで殺害されるのですが。


上記の二人ともこうした障害にもマケズ、世の偉業を成し遂げたばかりか、後世の人類に美徳と希望、信仰の歩みの本質を明らかにしたことは事実です。

しかし、想像するのです。

独りのときのため息は、
彼らもまた傷ついた独りのクリスチャンであったことを、
示していたのではないかと。

【傷ついた我々にも 託されている】

上記に思い巡らせますと、この苦界の夫婦関係にも、創造主である神は何らかの意味を表そうとしているのでは、と感じるのです。

「信仰は 不幸の枝に 花開く」と言うとおり。…

この苦しみと懊悩の底にいる私に対して、神がその沈黙の中で語られるように。

そして、こんなある意味泥仕合の結婚生活の中で結実した人格の実と、
それを通して表現される神の愛を伝えることで。

神が、一人でも多くの「傷ついたクリスチャン」を、救いの道に導こうとしておられるのなら。

厳しい夫婦生活の現実と、信仰の狭間で揺れ動き、時に神に背を向けて去ろうとする方も。
自分の醜さ・罪の深さを認めるがゆえに、神の愛をありのまま受け取れない方も。
「配偶者を愛せない」自分の愛の足りなさを嘆いて、教会からも離れていくBruised Christianも。

私には、あなたたちの想いが少しだけ理解できる。

あなた方と涙の杯を共にし、
あなた方の自己嫌悪に心から共感し、
あなた方の癒しのプロセスに喜んで付き合える、

そんな者になら、私はなれるのかも知れない。

Holy Holy Christianではない。

汚れて、他人の目に怯え、穴があったら入りたいクリスチャン。…
その分、神にしか縋りようのない、孤独なクリスチャン。…

そんな心貧しさを、私が忘れませんように。
常に主よ、あなたの御顔を求めて歩ませてください。

後藤 秀孝 拝
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