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後藤 秀孝
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JAPAN
【弟子たちの誤解】
2011-06-06 Mon 23:46
主イエス・キリストが伝道を開始された頃から。その力と権威あることばに、多くの民衆が、そして弟子たちが従いました。

民衆はキリストに、病の癒しと悪霊からの解放、時に死者の復活までを望み、主の恵みによってそれらを得ました。
弟子たちは、「この方こそ救世主(メシア)だ」と大いなる期待を抱いて、家族・仕事を投げ打っても主に従っていきました。

しかし、この

『主のみわざ』に期待して後を追い、すがりつく姿勢自体が、

イエスさんの考えていた『救い』とはかけ離れたものであることに、誰一人として気付いていませんでした。



【孤独な救世主(メシア)】
そうです。世がその救世主に問うた物は、すべて、

自分の身を助け、
生活の不便を取り払い、
差別・迫害の縄目を解く、

そんな「現実に効果があること」だけだったのです。

視力を喪失した者は、その目の見えることを。
中風(=脳血管障害の後遺症、片麻痺などのこと)を患う者は、その身体の動くことを。
らい病人は、らい病の癒されることを。
悪霊に憑かれた者の家族は、その束縛より解き放れることを。
死んだ娘の家族は、その娘に息が戻ることを。…

【誤解 Continues】

今日の教会でも、同様の「誤解」が蔓延しているように思えます。
つまり「ご利益お願い!」ということです。

信じる者は、
「抜きん出た才能を与えられる」
「宝くじが当たる」
「高い地位と名声の座に着く」
「不治の病が治る」
「クララが立つ」
「死者も蘇生」
「しかも天国への切符をGet」

そんな奇蹟が、特権が。優先的に与えられる。

だから信じなさい。

だから信じてラッキーでしたね、奥さん。

そんな「ご利益信仰」が、

 教会に来る
 主を信じる

動機として、掲げられてしまっていることはないでしょうか。

【主が本当に伝えたかったのは】

でも、主が本当に私たちに伝えたかったことは。

奇蹟的な癒しよりも、
この世の成功や富よりも、
すぐれた才能や美貌よりも、
困難に遭わない/困難から救われることよりも、
そして、人間が想像する「天国行きの特権」よりも。

ただひたすら、自分が

神の御手・計画の中にあることを悟り、
状況がどうあれ「主が共に居てくださる」と確信し、
生も死も、すべて主に委ねる。
そこに、この世が与え得ない『平安』がある。

それが神の奇跡であると、後藤は感じます。

そして、

まず神が愛してくださったことから、隣人を愛することを学び、
自分が受けた生を、賜物を。「主の働きに用いて下さい」と願い、
利己心を離れ、隣人のために尽くし、
「私は成すべき事をしただけです」と謙虚に言える姿勢を持つ。

それは、人間の掲げる「善意」「人道」「共栄」…そんなコンセプトを遥かに超えるものです。

【単なる葦…でも】

何の変哲もない、この一個の人間。
自分を偽って誇れるほど、美貌も才能も、人脈も金脈もない者。
世の中を見渡せば、各領域で遥かに優れた方たちがいる中で、決して「一番」ではない我。

中途半端で、弱く、よく勘違いし、
自分の利を図るのに早く、他人の失敗に安心し、
友人は多く、心の友はなく、
見渡してみると、寄る辺のない、独り。


そんな私たちの名前を呼んで、

『わたしがあなたを選んだ』
『わたしの目に、あなたは高価で尊い』
『わたしはあなたを愛している』

今この瞬間も、そう語りかけてくれる神。

その存在と、つながりに気付けること。
その御声を意識できること。
その御手の中の安らぎを、感じることができること。
そして、その愛を周囲に手渡していけること。

それが、主イエスの伝えたかった

『真理であり、道であり、いのち』ですし、

最も偉大な奇跡なのではないでしょうか。

【The Greatest Miracle】

彼の愛と恵みを、私たちが受け容れさえすれば、

あなたが一体誰であれ、
過去にどんな汚点があろうと、
どれほど自分を嫌っていようと、傷つけていようと。

その『今世紀最大の奇蹟』が、
あなたの身に起きるのです。


あなたと主との素晴らしい出会いを、今日もお祈りしています。

後藤 秀孝 拝
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