後藤 秀孝
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JAPAN
【目を見る】
2011-04-19 Tue 00:46
「山谷」という、一昔前はずいぶんと荒っぽかった地域。

当時は、土木系の日雇い仕事を斡旋する手配士らと、職を求める鳶、電気工、大工、作業員でごった返し…。
彼ら、地方に遠征して「飯場」と呼ばれる土木現場に据えられた、「食堂 兼 宿泊所」で寝泊りし、
半月ガッツり働いて、
半月ガッツり飲んで遊んで。
お金がなくなりゃアオカン(野宿)して。

年月の過ぎ去るのも忘れ、
自分がいつしか年老いるのも忘れ、
太く短く生きて。

身体を壊し、
健康を失い、

年齢で身体が言うことを聞かなくなって、
ヘルパーさんやら、看護士さんやらのお世話になって。

でも、気持ちはまだ 内に滾っているのか、喧嘩ッ早く、
世に対する不満から、つい愚痴っぽくなる。

そんなおっちゃんたちが居られる地域です。


【目はからだの明かり】
道すがら、そんなおっちゃんと出会うと。
彼らの内何人かは、よく、私の目からその心根を見通そうとします。

真っ直ぐに、そのやぶ睨みな目線でもって、目玉と目玉がつながるように、見入るのです。

ここで想定されるのは、

①目が悪いため、よく見ようとするとやぶ睨みになってしまう。
②この接近してくる男は俺の知り合いか?それとも借金取りだろうか?と識別している。
③コイツは善人か。悪人か。相手の目を見ることで、その判断を下そうとしている。

そんなことです。

【明るいか、暗いか】
聖書の中に、こんな章節があります。

「からだのあかりは目です。
それで、もしあなたの目が健全なら、
あなたの全身が明るいが、
もし、目が悪ければ、
あなたの全身が暗いでしょう。
それなら、もしあなたのうちの光が暗ければ、
その暗さはどんなでしょう。」(マタイ6:22~23)

主イエス・キリストが、人間の本質について語った箇所です。
健全な人格が備わっていれば、その目から放たれる光も明るいものとなるし、

不健全な想いに囚われてしまっている方は、「どんなでしょう」的暗さ、ですね。
そういう人にもし、
「あなたの人生は光に溢れているか、それとも暗闇か?」と聞けば、
「真っ暗闇だ!!」と答えるかもしれませんね…。


まことに、人間38年も生きますと、相手の目を見ることで、確かに、その人の根っこにあるものが、大体ほの見えてくるものです。
そして、その器に入っている内容物も、10分も話しを聴けば。片鱗が掴めて参ります。

それは、アルバート・メラビアンが提唱した、「メラビアンの法則」にもある通りです。つまり、

「話し手が伝えている全人的メッセージには、3つの要素がある。

①表情、視線、しぐさ、身体の傾き、手の動きなどの視覚情報
②声音、声の大きさ、速さ、込める感情などの聴覚情報
③純粋なテキストベースの、言葉そのものの言語情報

その内、相手に対して発信される情報の割合は、①~③において以下のようである。
①視覚情報:55%
②聴覚情報:38%
③言語情報:7%。」ということ。

我々の人に対するときの、その所作やまなざし、笑顔、明るい声…。
そんなものが実に、我々の人柄や器の93%を、知らず知らずの内に表明してしまっている…。

そこを、おっちゃんは見て取りたいのだと思います。


【愛のめぢから こえぢから】
だから、私は見ず知らずのおっちゃんに相対するときも。

他の方たちに接するときと全く変わらずに。
愛のめぢからを注ぎだすようにしています。
語る言葉に、こっそり愛を乗せるようにしています。

空き缶集めのおっちゃんに会えば、目を見て「お疲れ様です」と言います。
蛍光ベストを羽織り、45リットルのゴミ袋をもって町の清掃をしている輪番仕事のおっちゃんに、「ありがとうございます」と言います。

それは、私の目を通して、
私の発する言葉を通して、
主イエス・キリストの愛を、表現するためです。

私の器の内容物を今も与えてくださっている、万物の創造主の愛に触れて、
おっちゃんの内 一人でもいいから、

「ああ、私も尊ばれているのだな」
「一人の人間として、認めてくれるのだな」

「…人間も、捨てたものではないな」

そう確信できるように、メッセージを発して行きたいと望んでいるからです。

どうぞ、神の御許にある兄弟姉妹。
あなたの内容物を、あなたの視線、あなたの声音に乗せて。
神の愛を伝え広めていきましょう。

「…私たちは与えるから受け、
ゆるすからゆるされ、
自分を捨てて死に、
永遠のいのちをいただくのですから。」
(アッシジのフランシスコ、平和の祈りより)
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