後藤 秀孝
http://afg2.blog74.fc2.com/
JAPAN
【I 兄弟の東北支援記録】
2011-04-04 Mon 12:27
母教会を同じくする、主にある兄弟、Iさんの東北支援記録。

3月30日(水)夜、宮城県大崎市向け出発
三陸自動車道より

三陸自動車道より撮影。田畑に海水が浸入し、水浸しの状態が続いている。
地に海水が入ったため、塩害により今後の作付けは見込めないと言う。

●3月31日午前、仙台で給油。
その時の印象だが、仙台市内は被害は軽微に見え、市内住民たちも津波被災現場の本当の姿に対する認識が薄い、10数キロ先の現地まで行った事のある人間は少ないのでは、という印象を受けたそうだ。

仙台市内の被害は軽微との印象

ただし、高速を出て一歩踏み込むと、がれきと破損した家屋、また地盤沈下などの痛ましい光景が見えてくる。

道路には深いひび割れが

ただし、一歩踏み込むと

その後、宮城県大崎市のK牧師宅に身を寄せる。しばし情報共有と祈り、交わりの時間を持つことができた。

●3月31日11:30頃、新宿のS教会/H事務局より連絡あり。従来の予定より先行して、塩釜の聖書バプテスト教会に荷物を届けて欲しいとのこと。

がれきは路上からは撤去されているし、直線距離で約30kmの道のりではあるが、橋が使えないケースが殆どで市道が走れない。国道レベルまで出ないと満足に移動できないことから、移動時間が掛かるのも踏まえ、17:30PMに時間設定。17:00にトラックをつけた。

祈りと会議

祈りと会議を行なう。

●しばし時間をとられて後、3月31日18:00頃より荷卸。
そのまま石巻へ移動。燃料の給油タイミングが危ぶまれる。

コンビニが…

コンビニがある。と喜んだのも束の間。ガラス面が全て破られ、浸水していた。もちろん営業していない。

破られた堤防の補修

これまで波の害を食い止めてきた堤防の一部が損壊している。人間の築いた守りが、自然災害の前にいかに無力か思い知らされる。

家ごと 流される

基礎から引っこ抜かれ、流された家屋。ガソリンスタンドに集積。これでは長期にわたり、ガススタンドも営業できないだろう。

●4月1日早朝より会議。それから準備し、11:30頃配布場所へ到着。

今回の配布物資概要:
衣類(45リッター袋を目安に):約350~袋
長靴:60足
カセットコンロ:18式
自転車:3台
生活雑貨(トイレットペーパー、マスク、ウェットティッシュ…):多数

を配布した。

【反省点】

段取りに改善の余地あり。部隊全体の統括がうまく行かず、無為な時間も過ごすことがあったと話していた。

また、各部隊兵の休憩時間が取れなかったこと。、帰還するまでの時間全員が全員忙しいわけではないし、疲弊の度合いは30分の休憩を挟むだけで変わる。現場監督に当たる人間が不在であった/十分な影響力を行使できなかったことが原因と思われる。

次回からは、大局の見える総司令官だけではなく、個々の戦線を維持管理できる指揮官を任命し権限委譲して、段取りよく、部隊兵の状態に配慮しながら物資配布を進めるべきではないか。

配布現場では先に並んだ方で、(悪い意味で)支援慣れした方々が、後の人々のことを考えずに多く取っていくという現象も見られたという。チェックし注意する必要のある時には、その指揮官が果断に注意勧告できるようするべき。

100点満点の配布はありえないが、上記、今後の反省点として次回会議で検討されるという。
ただ、現地でお風呂に入れない状況である方々が、せめて顔を洗い衣類だけでも代えたい、というニーズが現在もある中で、ウェットティッシュやトイレットペーパー、またこれだけの衣類供与ができたことは大きい。

その働きを今後どうやって、より効率の良いものと変えていけるかだ。

【今後のニーズ:私見】

I兄弟との話で、今後移り行く現地のニーズをまとめてみた。

1.避難所の環境改善:
木の床にブルーシートを敷き、その上に毛布を被せただけなので、夜間の冷え込みは床から容赦なく体温を奪っていく。
また、未だにパテーションのない体育館で雑魚寝、ダンボールを積んでせめて男女を分けている、という状況がある。

このため、ロープやカーテンを使い簡易パテーションの設営、また防寒対策に向けた床材の配布を行なうべきだ、という意見が上がった。

2.現在空き家となっている住居の養生:
津波被害にあった家屋には、二通りある。
一つは、完全に基礎から引っこ抜かれ、粉砕されてしまった家屋。
もう一つが、一階部分が浸水し、かつガラス窓や壁の一部を損壊した家屋である。

一部損壊の家庭では、家族が戻って貴重品・物資を取ったり、避難所で疲弊した家族が一夜を過ごすなどしているが、防犯面で守りがない状態である。そこをコンパネや周囲に残地されている建材を利用して養生し、今後再建計画が出るまでの守りとする。そんなニーズがあるのではないか、ということだった。

また、支援地域に関しても、意見があった。
今回配布した地点(塩釜市)は3回目となるため、物資の一部世帯への集中が見えてきた。
また、交通の便もよく、他の団体が炊き出しを行なったり、物資配布を行なうことができ、緊急のフェーズは抜け出した感触がある。
このため、更に厳しい状況であり、支援の手が入っていない北部(宮城県牡鹿郡女川町周辺。原発事故があった地域)に調査を出すべきか。ただし放射能という敵を相手に、危険管理をどう行なうか。

宮城県牡蠣郡女川町

<女川原発より、北西に約9kmに位置する女川町。石巻市からも近いが、支援が入っていない>

今後もH事務局のプロジェクトに物流面で関わりながらも、
技術者・建築家などの視点を持って、現地被災者のニーズに適う支援を行なって行きたいと思う。

そう話していた。


<読者の皆さま、今後も引き続き祈りの支援を宜しくお願いいたします。>
スポンサーサイト
別窓 | その他 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
<<【In partnership with God】 | キリストの愛を 超多忙なあなたに | 【台湾からの応援歌】>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| キリストの愛を 超多忙なあなたに |
copyright © 2006 キリストの愛を 超多忙なあなたに all rights reserved. powered by FC2ブログ. template by [ALT DESIGN].
/