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後藤 秀孝
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JAPAN
富(Mamon)の力
2011-01-02 Sun 22:21
映画「ウォールストリート」のゲッコー氏が復活するらしいです。

彼は金銭欲、自己実現欲の権化。何でも自分の豪腕に物を言わせて、思った通りにしなければ気が済まない人でした。それが株の裏取引であれ、部下・取引先の扱いであれ、恐らく(映画ではあまり語られなかった)家族であれ…。

そのゲッコー氏(前作)の言葉で、大変印象深かったもの。

「友だちが欲しければ、犬を飼え――」

それが、巨万の利益を上げ続け、飽くなき富の収奪に力注いできたゲッコーさんの人格を、人生を、他者との関係の全てを、端的に表していると思いました。


【富 I Worship You】
富はそれ自体で幸福を生むことはできません。確かに便利さは買えるでしょう。

経済的に恵まれていれば、お隣の康子さんに対して、ちょっと自慢げに子どもの塾通いについて話したり、車を自慢したり、今年の夏に行く予定のスペイン旅行について吹聴することもできるでしょう。
小金があれば、着ているスーツのブランド名も、今度 美奈代に買ってあげるプレゼントも、グレードが上がるかもしれません。

このように、世の価値観が「富を持てば幸福になれる」という幻想に人を駆り立てる。そうした風潮が蔓延しているのも事実です。

この「富」と呼ばれるもの。聖書ではどのように語られているでしょうか。
聖書で「富」と訳されている語「マモン(Mamon)」は、ヘブル語で「人が全信頼を置くもの」という意味だそうです。人が信頼を置き、伏し拝み、讃えるもの…。

お察しの良い方。そうです。
この「マモン」とは同時に、神に敵対する悪魔の名前でもあります。

マモンmammon
(ユーロとダラーなんだ…。)

人がその「富」に全信頼を置くとき、マモンはその人の人生に影響力を発揮し始めます。マモンがその人にとっての「神」となるからです。
マモンの拘束に囚われれば人は、「富の量」という画一的な指標でのみ幸福を差し計り、比較し、実感するようになりがちです(そして大変危険なことに、現代社会を生きる子どもたちの多くが、マモン主導の価値観を信じ込まされています。
それ以外に、親が確たる指針を持たないからです。)

また「富」以外にも「人が全信頼を置くもの」として挙げられるのが、この地における「権力」「名声」「競技における勝利」、果ては「ギャンブル」「不純な異性関係」「お酒」「薬物」など…。全てがマモンという、人を盲従させる悪魔になり得るのです。

ひとたび我々がその圧力に屈すれば、マモンが非常に強い誘惑と強制力を持つことは、皆さんもお察しの通りです。それらを手に入れるためなら、何でもしてしまう。他者を蹴落とし、会計上だけの仕事を捏造し、ステロイドを使い、人を騙し、嘘を騙り、盗み、奪い、殺す…。「自己実現」に名前を代えた「マモン」実現の為に、完全な自己中心に陥るわけです。


【対「マモン」】
これら「マモン」の圧倒的な支配に捕われたままでは、常に外部から与えられるものに幸福感を左右されることになります。そうなれば、創造主の意思に従い、主に喜ばれる働きをする。その上でこの地上生活において最善の、「自分の内面から湧き上がるような幸福」に到ることは、困難と言わざるを得ません。

ですから、共に一歩下がって、自分の「幸福の物差し」を確認して見ましょう。そしてもしそこに、「マモン」の煽動に乗せられてしまっている部分があれば、その強大な悪魔の支配を逃れるべく、主に祈りましょう。

そして、地上に宝を積むのでなく、天に宝を積むために。
与えられた才能や知性を、自己中心のためでなく。
創造主を愛し、他者を愛する―――この新しい契約の為に、用いて行きましょう。

幸福はその先に。
今、身の回りに在るもの全ての、ありがたさと尊さとなって返って来ます。
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