後藤 秀孝
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<特活> エッジ (EDGE = Extraordinary Dyslexic Gifted Eclectic)
2008-01-18 Fri 18:18
ディスレクシアという言葉を聞いたことがあるだろうか。Wikiによると「学習障害の一種。失読症、難読症、識字障害、読字障害」ということだ。つまり、他の能力には全く差異はないのだが、文字の読み書きに困難があったり、計算ができない、推論が苦手などの症状を起こす脳の障害である。

エッジ会長の藤堂さんが、講義を始めて間もなく「私は障害者です。さて、どこに障害があるでしょう?」と質問された。同僚はみな身体・内臓系などの障害を挙げたが、外れ。遂には脳の障害と言うことに行き当たり、「実はディスレクシアという…」という種明かしがあった。

藤堂さんはそうとは気付かずに40年以上生きてきて、学校生活では苦い思い(特に担任の不理解など)を味わいながらも「帰国子女ですから日本語ダメなんで」という理由付けで何とか凌いで来たという。「あれ、そうだったの?」という気付きは、実は息子さんが同じ症状で苦しんでいた時に、医師に診断を受けて判明したから、とのこと。

実はディスレクシアは発生率の高い障害で、程度の差はあれ10人に1人は罹患しているという。世界の著名人の中にもおり、例えばリチャード・ブランソン氏(ヴァージン・アトランティック)、スウェーデン国王、トム・クルーズ、料理研究家のジェイミー・オリバー、シンガポール建国の父リー・クァンユー、彫刻家のロダン、画家マッケンジー・ソープなどが知られている。そして講師である藤堂さんも、日本でのその道の超有名人であろう。

当事者=創立者、活動者である団体は、強い。現に日本国内で類を見ない団体であり、独占である。しかもその市場規模が人口の10%と言えば、政治も医学研究も教育機関も注視せざるをえない。

そんな藤堂さんが、私たちがディスレクシアの方の「もどかしさ」を体験するために、面白い実習を行なってくれた。これは主に、ディスレクシア生徒を持つ教員の研修に向け、開発されたソフトであるという。自分で感じた「もどかしさ」に納得するだけでなく、それを軽減するための実践的な手段も紹介され、非常に有意義なクラスとなった。

①文字認識:これ、なんて読めます?
見えた?

注:発想の転換が必要です
ヒント:日本語です
ヒント2:カタカナです

②言語化:3分で、この図を別の人に口頭で説明して、伝えた図柄を紙に書いてもらってください
見えた?2

注:身振り手振り禁止。もちろん原画を見せてはいけません!

③音声認識:三人が同時に、別のことについて話します。どれだけ聞けますか?

④読解:声に出して読んでみてください。何について書かれていますか?
(クラス内風景:複数の人間が次々読んでいく中で、先生ははっぱをかける。「遅い、次の人」「どこ読んでるか分からない?もういいわ、次」など。)
読めた?


(⑤他にも、利き手の反対側(右利きの人なら、左手)で一筆書きのパズル(小を一度、次に同じデザインで、大きくコピーした物を一度)をなぞる実習など。制限時間1分。先生が「あと15秒!」「はみ出したらやり直し!」と発破をかける)

上記解説しますと:
①文字記号の認識が困難な方には、普通の字を認識するにも(上記の「飛躍」のような)一旦フィルターを通さなければならない。
しかしそのフィルター作業を一度脳にプログラミングすると、認識作業が早くなる方もいる。

②いきなりこの図を見せられて、理路整然と解説できる人は少ないだろう。しかも制限時間を教師がしきりに読み上げ、時間的なプレッシャーをかける中、言語コミュニケーションのみで100%デザインを伝えることは困難である。
しかし、もし事前にこの図を手に入れリハーサルできたり、教師が時間ばかり告げずに、色々アドバイスしてくれるのなら、結果は変わったかもしれない。

③教師が色々説明する中、他の生徒がざわついていたりすると、ノイズフィルター機能が弱い方は「あたかも3人が同時に話しかけてくるような」状態で、雑音と必要な音の聞き分けができない。
人によっては、「ぜんぜん聞こえない」から聞く努力を止めてしまう。すると、「人の話を聞いていない」「集中力がない」などと赤字で書かれることになる。

④なぜ読みづらいか。レイアウトの問題(実は横読み)、句読点がない、全部平仮名など、文書特有の問題もある。また、もし同紙面にイラストが載っていたり、先生が順序立てて「何について書かれているか」「どう読むか」などを事前に教えてくれていれば、読みやすかったかもしれない。

(⑤非協力的な先生の下で小をやると一分では終わらない。左手がつる。しかし、次に大をやると、もちろん大きくて書きやすく、一度やったこともあるためスムーズに行く。加えて先生が励ましてくれるようだと、1分で十分に終わる。)

つまりはこういうことである。同じ教材、同じ授業内容でも、教師の伝え方や段取りの出来不出来で、ディスクレシアの生徒がついて行けるかどうかが大きく左右される。試験時間のボーナスなどで時間的プレッシャーを外してあげると、パフォーマンスが向上しえるだろうし、準備段階で説明してあげれば、びっくりせずに向き合うことが出来るだろう。

<一考>
藤堂先生ご自身、「自分は障害者です」と言って憚らない。それはつまり、自分自身をじっくり内省・吟味して、長所も短所もすべて認め、受け入れた結果だろう。
それは私たちクリスチャンの証、自分の罪の悔い改めや赦し、重荷からの解放を語るときに似て、とても素敵だった。

<関連ネットワーク>
JDDnet(日本発達障害ネットワーク)のサイト
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