後藤 秀孝
http://afg2.blog74.fc2.com/
JAPAN
4.トラブルシューティング――問題を解決するために
2007-11-12 Mon 00:34
<読んでみよう>
「私の献身的な教師たち。彼らが私に、この世の全てのことを教えてくれた。
彼らの名はWhat(何)、Why(なぜ)、When(いつ)、How(どのように)、Where(どこで)、そしてWho(誰が)である」Rudyard Kipling

<あなたも問題鑑定士>
問題の原因が一体どこにあるのか。それを知れば、正しい解決法をも導き出すことができます。そのために、以下の簡単なステップを踏みます。

アリストテレス推奨の方法
A.情報収集:事実を洗い出す
B.解析する
C.結論し、行動する

<A. 事実を把握していないと>
不安が増大します。あることないことに気を配り、混乱するだけです。結論もでません。逆に全ての事実や数字を把握してしまうと、問題は既に解決している場合も多いのです。
しかし情報収集の段階で偏見や先入観、好き嫌いの感情が介入すると、自分に都合の良い事実をばかり集めることになります。自己弁護や保身のための情報ばかりを集めるとか。
そうした「捏造された」事実を元に結論を下せば、その結果は「残念なこと」になるでしょう。

感情を除くためにできること:
あ.事実を自分のために集めているのでなく、誰か他の人のために集めていると仮定
い.「弁護士が法廷の場に立つ前に、事実確認をするような気持ちで」集める
う.プラス面、マイナス面両方を均等に書き出してみて、客観的に見てどちらが望ましいのかの判断材料とする

<B. 解析するときに>
上記 う.で得られた「客観的事実」から、「じゃあどうする」の選択肢を導き出します。その各選択肢を選ぶことで、どのような結果が出るのかを想像してみます。
解析プロセスの間も、全てを紙に書き出していきます。

それが良い結果でも、悪い結果でも。静かに瞑想し、神に祈りましょう。
そして、主に示された最良の決定に、従いましょう。

きっとあなたに、心の平安が訪れるはずです。

<C. 結論したら、行動>
私たちに往々にして足りないのは、知識でなくて行動です。先延ばしにしてしまわずに、結論したなら即!行動です。
それがあなたの与えられた最良の案ならば、他にどんな手を尽くしても益にはなりません。また先延ばしすれば苦しいだけです。ですから迷わず、後ろを振り返らず、前に進みましょう。

あなたの勇気を思い出して。必ず、できます。

<やってみよう>
必要なもの:紙とペン
上記のガイドラインに沿って、早速始めましょう。

あ.「私は何を心配して/怖れているんだろう?」テーマに沿った情報収集、事実確認
い.「このくらいの率で、こうした結果が発生している」各選択肢の結果を予測
う.「神さま教えてください」その上で結論
え.「神さま、私が迷ったら引き戻し、倒れたら起こしてください」と祈り、行動開始

<その不安、起きますかね?>
上記を行なうと、「どのくらいの率で、私たちの恐れる事態が発生するか」を客観的に見るこ
とができるようになり、不安を減らすことに役立ちます。野球の打率、宝くじの当選確率ではありませんが、「具体的に何割くらい当たるの?」というデータを集めてみるわけです。

例えば、あなたが2003年~のイラク戦争に(しかも運悪く)米兵として派兵されるとしましょう。「えっそんなマジ死ぬかも。」という恐怖に駆られながらも、家族に涙の別れを告げ、遺書をしたためていざ戦場へ赴きます。

しかし2007年11月に公表された統計から見ると、死者3,845名、負傷者28,385という数字が(おそらく劣化ウラン弾の被害者を除く。)約214,000名の米兵士の内なので、死亡率1.8%、負傷率13%程度です。死亡率1.8%なら、まあ生きてられるかな。怪我はするかもしれないけど。そんな気もしてきませんか。
ですから、心配する前に事実確認。記録をひも解いて解析してみましょう。

<もし変えようがないなら…受け入れましょう>
既に起きてしまったことで、人間の力では変えようがないこと。人生ではたくさんあります。失われた四肢、亡くなった家族、失くしてしまった結婚指輪…。
「この世にある全ての障害や病には、癒しがあるか、全くないか。
あるなら見つけよう。ないなら気にすんな。(マザーグース)」という古い知恵の言葉通り。どうにもならないことにいつまでも固執して、そこから先の人生を棒に振るのだけは止めましょう。それはかんな屑に、更にかんなをかけるような、効果の上がらない作業です。

ニーバー作「Serenity Prayer(平安の祈り)」も見てみましょう。
「神よ、願わくば、私の魂に安らぎを下さい。変えようがない物事に向かう時に。
また、変えられるものを変える勇気を。
そしてその違いを見分ける知恵を、与えて下さい。」

<どこに線を引くか>
例えば彼女と待ち合わせで、彼女が遅れている場合。携帯も通じない。そこで寒い中3時間待つのも純愛ですが、「あと30分待ったら帰ろう」とお互いの傷を深めないよう、引き下がることも一つです。
株式取引に「ストップロス」という言葉があります。「この価格を割ったら問答無用で売りに出す」という安全装置です。私たちの感情や対人関係、職場での貢献なども「ここから先は止めます」という客観的なストップロスを用いれば、余計な不満を溜め込むこともなくなるでしょう。

<他の章節・文献>
「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。(Iペテロ5:7)」

以下、サミュエル・スマイルズ著書より
「最も危険なのは暇な時間である。人の心は石臼のようなものだ。小麦を入れれば砕いて粉にする。小麦を入れなくてもやっぱり回り続けて、しまいには自分が磨り減ってしまう。」

「下(現状の問題、障害、限界)ばかり見ていては、人は大志を抱けない。向上したいと本心から望むなら、顔を上げなくてはならない。」

「とにかく努力を続けなさい。そうすればいつか必ず自信と力が湧いてくるでしょうから。」

「困難は人を育て、助ける。
困難は乗り越えるためにある。だから、直ちに困難に取り組め。実践しているうちに、それを克服するうまい方法も見つかるはずだ。努力を繰り返せば、力と勇気が沸いてくる。精神や人格はいつの間にか完璧なまでに鍛え上げられ、潔く勇敢な態度が身につき、自分の意のままに行動できるようになるだろう。そして、一つの困難を征服することは、自信を築き上げ、それが新たな困難に立ち向かう際助けとなる。」

「下(現状、問題、限界)ばかり見ていては、人は大志を抱けない。向上したいと本心から望むなら、顔を上げなくてはならない。」
スポンサーサイト
別窓 | レクチャーノート | コメント:2 | トラックバック:0 | top↑
<<5.周囲からの否定・批判を克服するには | キリストの愛を 超多忙なあなたに | 3.負の感情が、肉体をもむしばむ>>
この記事のコメント
#260
いつも拝見しております。私には中学二年生の娘がいます。明るくてやさしくて、人一倍降りかかってくる困難にも耐え乗り越えます。しかし、私の娘にはできない事があります、それは勉強です。クラスの中でも下から数えたほうが早いくらいです。他の人達からは、いろいろな励ましが、あるのですが、親としては、やるべきことを、してこなかったようで、ひどく落ち込んでしまいます。神の何かしらの計画があって、人それぞれなのかもしれないのですが、やはり親として、現実を受け入れられなくて、少しでも良い高校に入ってくれればいいのに、、と思ってしまい、娘に傷つけるような事を言ってしまったりするのです。
2007-12-13 Thu 10:58 | URL | EMI #-[ 内容変更] | top↑
#261 希望
EMIさん、来訪&コメントありがとうございます。

中学2年生の娘さんですね。明るく、優しくて頑張り屋。そして五体満足、健康ですか…?

もしそうだとしたら、それだけで「親としてやるべきこと」以上のことが片付いています。それでも「もっと良くできたかも」と我が子の成長に負い目を感じるのは、EMIさんの責任感の強さの現れではないでしょうか。

そのお母さんを見て、娘さんも育っています。ならば大丈夫。正しく真面目で責任感のある人財の方が、超一流大学卒の冷血漢よりも、人の役・社会の役に立てることは多いからです。

後は娘さんがどうして行きたいのか。それに耳を傾けてあげてください。もしまだ夢が見えないのなら、娘さんの可能性のドアを、いっぱい開いてあげてはいかがでしょうか。さまざまな人に会い、想いを共有し、他人の痛みに共感できる豊かな人格を築けるように…。

10台の多感な時期。そこで母親の愛情と支えを得られた子どもは、その宝を一生大切にしていきます。だから今、EMIさんの中にある、娘さんへの愛情を素直に伝えてあげてください。そして娘さんの話を聴き、受け止めてあげてくださいね。

ごとう ひでたか 拝
2007-12-13 Thu 21:50 | URL | ごとう ひでたか #-[ 内容変更] | top↑
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| キリストの愛を 超多忙なあなたに |
copyright © 2006 キリストの愛を 超多忙なあなたに all rights reserved. powered by FC2ブログ. template by [ALT DESIGN].
/