2007-09-11 Tue 22:06
他人と話して、色々相談するうち、不満や自己憐憫、憎しみ、自己嫌悪などを滔々と話してくれる人がいます。 そうした人びとが集まり、自分の嘆きを吐き出しあうことを「Pity Party」、憐れみパーティと言います。 「いやぁ今のご時世、政治家も官僚も全て不道徳。株価も下がりっぱなしだ。国民のことなんか考えちゃいないから、俺の人生もいつまで経っても低空飛行なんだ。」 「夫がいつも仕事仕事って、お義母さんと子どもの世話もまかせっきりで…たまの休日はゴルフだ野球だって出てっちゃうし。私だって人生楽しみたいのに、家族の面倒でそれもできないの…。」 「優子が陰でひどいこと言うから、私のイメージ丸潰れ。由美も佳恵も優子になびいちゃうし。あの子のせいで、私の学生生活台無しよ。」 「心理療法士の先生が、私をうつ病と診断ました。昔みたいに自分の可能性を信じて、色々なことをしてみたいけど、こんな状態じゃあ家で静かにしてたほうがいいよね…。」 「お隣の奥さん、ビリー隊に入隊したんですって。でも私は太ってるから、運動なんてできないし…。」 「華子が色々欲しがって、クレジットカードで買い始めたのが運の尽き。何で他人の買い物で多重債務者なんだ俺?全部あいつのせいだ!」 そう。全部あいつのせいです。 あなたのせいではありません。 というのは冗談です。 確かに、政治・経済・夫・優子・お隣さん・裕香は敵意を抱いて、あなたに悪を計ったかもしれない。若しくは、彼らの無意識の行為に、結果としてあなたが感情を害したり、被害を蒙っただけかもしれない。 残念ながら、この世ではよくあること。 ここはまだ、天国ではありませんから。 あれもできない。これもできない。 あれもダメだ。これもダメだ。 なぜなら、国が。 なぜなら、夫が。 なぜなら、優子が。 なぜなら、気分障害が。 なぜなら、脂肪が。 なぜなら、華子が。 そう言っていれば、自分からは、何もしないでいられます。 危険と真正面から向き合って、勇気を振り絞り、行動しないで済みます。 いつまでも安全地帯の中で、自分の傷を見て、痛みを思い起こしながら、人生に言い訳し続けることができます。 他人は、憐れんでくれるでしょう。そしてあなたがこの世で唯一の「苦しんでいる人」ではないことも、憐れみパーティの中で教えてくれるでしょう…。 でも、それはあなた本来の、生き方ではありません。 <神があなたを任命したのだから> なぜなら、あなたにしかできない役割りを、神さまが用意してくれているからです。 あなたを任命し、特別な存在に育て、その目標達成のために、今も生かしてくれているからです。 神は与え、そして取られる方。その点で、私たちの命ほど頼りないものはありません。 「神が生かすのなら、毒を盛られても人は生きる。死なすのなら、瓦が落ちてきても人は死ぬ。」と言うのは正しいのです。 しかしその神が、私の、そしてあなたの命を取らずに、現在もこの世界に滞在させてくれるのは、ひとえに私たちがその役割りをまだ、果たしていないから。その一事に過ぎません。 だから、自分の傷や痛みだけに集中してしまわないで。 神さまがあなたにくれた、その役割りを探してみませんか。 あなたがもし神に還るのなら、主はその大いなる計画を、あなたに知らせてくださいます。だから、心を開いて、主に聞いてみましょう。 物言わぬ石や金属、木工の神にでなく。 あなたを心から愛して、気にかけてくださっている神に、あなたの問いを投げかけてみてください。 「なぜ私は生きるのか」と。 今こそ憐れみパーティを卒業して、主に還りましょう。 そして、喜びと光に溢れた人生を、取り戻しましょう。 神の声をよりはっきりと聞くためにも、聖書を読んでみませんか? あなたの人生の悩みも、葛藤も、苦しみも、挫折も。 聖書の中に、その大半の答えは、すでに出ているからです。 一人でも多くの方が、主イエスに会い、その慈しみと愛を知ることができるように。あなたの祈りも、貸してくれますか…? |
#202 ありがとう。
素晴らしいメッセージに感謝。
#204 星月夜さん、コメント感謝です
星月夜さん、ご訪問&コメントありがとうございます。
全ては主から出てますから…。私たちの人生の苦しみも、挫折も悲しみも、全てが主に寄り頼めば証(あかし)になります。そしてその証言は、今同じような状態に苦しむ人々を励ます、何よりの福音です。 あなたの人生が、神の御手によって護られ、導かれますように。 またのご来訪を心待ちにして。 取り急ぎ ごとう ひでたか 拝 |
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