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後藤 秀孝
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JAPAN
荒野で叫ぶ
2007-07-14 Sat 11:27
新約聖書冒頭の、四冊の福音書。それは主イエスキリストが、宣教を始める前のユダヤ人世界に触れ、「荒野で叫ぶ者の声」について語っています。

それは、ヨルダン川のほとりの、全地方で語られた、偉大な悔い改めの伝道。
洗礼者ヨハネ(John the Baptist)についてです。

洗礼者ヨハネを、誰に例えましょう。言ってみれば、当時の「ビリー・グラハム」「ベニー・ヒン」「ジョイス・マイヤー」といった、カリスマ宣教師でしょうか。マルコの福音書はこう言っています。
「そこで、ユダヤ全国の人々とエルサレムの全住民が彼のところへ行き、自分の罪を告白して、ヨルダン川で彼から洗礼を受けた(1:4~5)。」

一体何万、いや何十万人の話をしているんでしょうか?彼らがわざわざ、交通手段もまともに無いなか荒野へ向かい、手弁当で彼の話を聞き、洗礼を受けに行ったのです。

そんな偉大なカリスマ。世界の中心で俺最高!!と叫ぶこともできたはず。
「今日の俺イケてます。」「皆さんすごい勢いで押し寄せてきます。」「俺に酔いしれています。さすが俺!!」

しかし、ヨハネの本当に優れた点は、その強力なメッセージや、カリスマ性にあるわけではありませんでした。

<Surrender>
それは主イエスがヨハネからの洗礼を受けに、ヨルダン川のほとりの町、ベタニヤに来られた時。
自分のほうにキリストが歩いてくるのを見て、ヨハネはこう言いました。
「見よ、世の罪を取り除く神の小羊。」

そして、自分の周囲についていた愛弟子たち――その中には後の12弟子の一人、アンデレもいました――を、「主について行きなさい。」と言って、送り出したのです(ヨハネ1:35~37)。そこには、「新しい競合相手が出てきた」「負けられねぇべ!!」「俺の弟子は絶対渡さんッ…!」などというエゴや競争心、支配欲は全くありません。


「主イエスキリストの元へ、人びとを立ち返らせる。」
その使命のために、全てのことを行なってきた、洗礼者ヨハネ。彼は自分が育て、信頼してきた弟子たちにも、喜んで主の後を追わせたのでした。

<宣教師・牧師の仕事とは>
このヨハネの献身に似ています。
自分の弟子がある水準に育つまでは、教え、戒め、矯正し、訓練しますが、そこを超えたら後はキリストに全てを委ねるのです。
弟子がまっすぐ成長できるよう、正しいことばで導きますが、弟子が主イエスの後姿をとらえて動き出したなら「行きなさい(Go in peace)」と言って、背中を押してあげるのです。

それが主にあって、教える立場の人間です。もし「Aさんは私の弟子(もの)」「Bさんはお気に入り」「Dさんは、まあトレード要員かな」…そんな不遜な想いが、ほんの少しでも首を持ち上げたのなら。
東京ドームを楽に埋めた(であろう)、カリスマ洗礼者に学んで、今すぐ軌道修正すべきです…。主の愛によって。

なぜなら、そんな人間の傲慢さや見栄、尊大な態度は、神に知られているだけでなく。
周囲にいる人にも、簡単に見破られるからです。

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