後藤 秀孝
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JAPAN
Are we not entertained?
2007-06-11 Mon 21:13
1999年秋、私が家族と共に四国へ一周旅行に行った時のこと。観光の目玉の一つに「闘犬」がありました。
約4メートル四方の金網リングが中央に据えられ、周囲ではおっちゃんたち(地元の人?)がまばらに座って、ビール片手にだみ声をはり上げています。

そのリングの一方で、大きな土佐犬が、化粧マワシをつけて開始のゴングを待っていました。体重50kg超ではないでしょうか。太くて、巨大な犬です。口の端はぺろんっと垂れ下がり、よだれ気味。

犬派な私は試合開始前に、その犬に近づいて挨拶し、頭と耳の裏をなでていました。すると係りの人から「お客さん、手を食いちぎられますよ!!」と注意され、ようやく止めた訳ですが、そんな凶暴な犬では全くなかったのです。

逆に、私が間近に見たのは。
周囲の人間の怒号と目の前の金網、そして対面で吠え猛る敵に、怯えている犬でした。


案の定、試合開始するとその土佐犬は相手に噛み付かれ、「しかたなく」反撃する、という消極的な戦いを展開。尻尾は下がらず、背も向けず、ダウンもしないまま。しかし彼は判定で負けてしまいました。

その堂々とした、大柄な姿。化粧マワシで飾り立てられ、「こいつ…強いッ!」という先入観と偏見と評判が、勝手について。しかし、その内面は優しくて、繊細な犬。
「Are you not entertained?」


そんなことを思い出しながら、また少し前の話ですが。
アマレス オリンピック銀メダリストの浜口京子選手の父、元プロレスラーのアニマル浜口さんも、その「気合だッ」「おゥッ」のキレ振りが新鮮だったので、一時期これでもかッとメディアが放送していました。
しかし、娘さんにはその「気負い」が高血圧の父の健康に害を及ぼさないか、心配だったのです。テレビがこぞって貼り付けた「アブナイおっさん」のレッテルの下の、父の笑顔を知っていたからです。
そう。娘には「厳しくも優しい、尊敬できる父」だったからです。
「Are you not entertained?」


視聴率の取り合いで、ますますショッキングに、過激になっていくドラマや、ニュース報道。
Page View/Dayを稼ぐ為に、モラルや人道的視点から離れ、何でも掲載するネットメディア。
メディア受けを狙ったかのように凶悪化する、殺人事件…。

そして、それを甘んじて受け入れて、視聴率/PVアップに貢献してしまう私たち。
「Are you not entertained?」


映画グラディエーターの主人公、マキシマスの言葉を借ります。
「Are you not entertained(お前ら、楽しんだか)?!」

闘奴として戦うマキシマスが、地方大会で5対1のランダムマッチを戦った時のこと。
「血が見たい」「もっと残酷な殺し方で」「切り裂け、突き立てろ」と騒ぐ観衆に対して、対戦相手の首を刎ね飛ばすパフォーマンスをしてから、彼は叫びます。
「Are you not entertained(お前ら、楽しんだか)?!」と。


私たちはいつ、「もう十分だ」と言えるのでしょう。「これは私たちの求めているものではない」と。

「強くなければいけない」土佐犬。「キレてなければウケない」アニマルさん。視聴率獲らなきゃゴミ以下のテレビ局。そしてそんな、作り出され、偏見と脚色に彩られた情報の中で翻弄される私たち。
「Are we not entertained(もう、十分じゃないですか)?」


なぜなら、私たちには取り戻すべき「人生」が。
取り戻すべき「家族」が。取り戻すべき「愛」が。取り戻すべき「心の平安」が。
実はすぐそばに、あるんですから。

一人でも多くの方が、主イエスに会い、その慈しみと愛を知ることができるように。あなたの祈りも、貸してくれますか…?
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