後藤 秀孝
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JAPAN
フルコンでお願いします
2007-06-11 Mon 20:49
空手の流派で、「フルコン系」というものがあります。フルコンタクト空手の略で、極真舘総帥 大山増達先生が設立、伝道した「直接打突(拳なり蹴り足を実際に当てる)」武道です。これが元になり、現在キックボクシングなどとの融合を経て、立ち技系格闘技が産まれました。これは、テレビでもK-1ブランドなどとして親しまれていますね。
つまり、寸止め(当たる直前で止める)をせず、打撃で相手をノックアウトしたり、与えた有効打突が判定の基準になったりする格闘技。それが「フルコン空手」です。

型稽古や表演などの「かたち」「順番」でなく。実際に二人の選手が、心技体尽くして殴りあうわけです。学校や会社では、なかなか出来ないことですね。

試合で勝つためには、日々の稽古でもある程度ガチンコで練習しなければ、強くなれません。実践の中で自分の長所・短所のみならず、トップギアでの戦い方、スタミナの限度・配分、故障中の戦い方を学びます。だから、「同じ道場生なので、仲良く、お手柔らかにやりましょう…」では、お互いの為にならないのです(黒帯の先輩たちはその辺重々承知していて、可愛がってくれます。)


キリストの愛」の話で、いきなり極真空手とは、一体何が言いたいのか。

最近私のブログに訪ねてきてくれた方に、「一度クリスチャンになるも、教会内での矛盾や、信仰の理想vs現実を目の当たりにされ、主の元を離れてしまった」方がいました。その方の投げかける質問は、他の大勢の方たち、特に新しいクリスチャンや、キリストの福音を聞いたことがない方、また「宗教なんていかがわしいもんだ」と思われている方たちが、当たり前のように持つであろう質問です。

しかし現実に、こうした「素朴で、核心を突いた」質問が、教会内でオープンに話され、検討され、解決されているでしょうか。「こんなこと聞いたら失礼ではないか」「牧師さんの言葉を否定することになるのではないか」などと、敬虔な教会員の皆さん、口を閉ざしてしまっていないでしょうか。
質疑応答の模範事例に従い、「お手柔らか」な「型稽古」に終始してしまっていないでしょうか。

人類が考えうる全ての質問に対して、模範解答はあるかもしれません。なんせ、歴史が違いますから。
しかし、この世の全ての論理(ロジック)を持ち出しても、聞いた人が「こころで頷くか否か」は別問題です。
「正解」や論理でたたみかけ、相手を黙らせても、そのはぁとの合意には至りません。また、自分の理解と違うからといって、「そんなこと聞くなんて、クリスチャンらしくない」と批判し、切り捨ててしまっても、お互いの成長と理解にはつながらないと思います。

そう。実際に殴り殴られてみないと、実戦の機微など理解できないのと同じように。
まっすぐに、鋭く斬り込んでくる質問を恐れず、受けてみない限り。
私たちが理解できないことは、きっとたくさんあります。

だから、同じ教会内でも、意見交換は「フルコンでやりましょう。」
特に新しい信者の方、教会初めてというような方の新鮮な意見を聞いて、みんなで考えることは、その教会の健康と、中長期的な成長のために不可欠だと思われます。普段おとなしい人を黙らせず、オープンな雰囲気で語る。例え意見の食い違いがあっても感情的にならずに、お互いへの愛を忘れず話し合う。

そうできるように、祈りましょう。
難しい人生の質問に対して、真摯で謙虚なこころでもって「私はこう思うけど、それが全てではない」「私にも本当のところ、分からない」「一緒に調べてみましょう」と言える勇気を、神さま、与えてください。
私たちが、自分たちの好き嫌いや偏見や裁きによって、誤って「高価で尊い、主の働きびと」を批判してしまわないように、忍耐と知恵を与えてください。
あなたが「ひとりでも滅びることを望まず、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられる」ように、私たちが訪ね来る人をひとり残らず、あなたの御前に連れて行くことができるように、導いてください。

愛する主の従者たち。私たち一人ひとりが、神の教会です。
そして主が共にあって、私たちを仲裁し、導いてくださるなら。
私たちには必ず、お互いに「こころで頷く回答」が示されると知っているからです。


教会の忙しい時間割では、確かに一人一人の意見交換に、あまり多くの時間が持てません。

6,000人を抱えるここスリランカのPeople’s Churchでは、巨大な教会が「Personal touch(個人的な関係形成)」を失わないように、小さな「セルグループ」を推奨し、セルリーダーの育成に力を注いでいます。
つまり、こういうことです。ご近所同士のセルグループ仲間が、疑問質問を持ち寄って、定期的に(毎週1時間ほど)話し合います。

そのグループ内(下位セル)で解決できなかった質問は、セルリーダーが自分の所属するセル(中位セル)に持ち込んで、他のリーダーたちと話し合います。そのセルにもまたリーダーがいて、そのリーダーが所属するセル(上位セル)でも解決できなければ、最終的に牧師・教師へと問題が提起され、話し合われます。
同時に、各セルでの週間報告、お勧めの活動内容/成功例、提言、またセルに悪影響を及ぼすようなメンバーの言動などもそこで指摘され、各グループリーダーが自分の所属するセル、また自分の下位セルの現状を把握(モニタリング)できるシステムが構築されています。セルのサイズが大きくなってきた(12人超とか)ら、誰かリーダーを立ててそれを分割し、誰もが話し、貢献できる「小グループ」の利点を維持するのです。

G12_Chart


セルミーティングの進め方(超シンプルアウトライン)
1)フェローシップ(親睦を深める。チャットさ)/新しい人とは自己紹介、住所、出身地、家族、趣味、Etc.などで初対面の居心地の悪さを解く
2)短く「祈りの時間」。参加者全員に素晴らしいメッセージが与えられるように。議題・トピックに従って集中したミーティングが実施できるように。参加者とその家族の健康を祈り、もし欠席者がいたらその人のために祈る
3)賛美(みんなのうた)の時間
4)今週どんなことがあったかキャッチアップ/連絡事項もあれば
5)証(あかし、自分の経験談など共有)の時間
6)勉強会(リーダー、準備できてる?)
7)終了時の祈り。祈って欲しい人~?
*1時間なら1時間で締めて、その後継続したい人は継続する。帰りたい人は帰れるように配慮。

セルミーティングの掟
時間厳守――毎週火曜なら火曜、1時間なら1時間、17:00からなら17:00から!
欠席者がいたら、その日のまとめと章節を次回共有(スタディノートとして)
ミーティングのコントロール(一人が場を独占×、話が完全に議題から外れる×、個人的なおしゃべり×)
あくまでもカジュアルミーティングなので、完璧主義に陥る必要なし。ああッあのポイント話すの忘れてた。ガーン…となる必要はありません。あくまでも稽古なので、のびのびいきましょう。

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この記事のコメント
#123
>だから、同じ教会内でも、意見交換は「フルコンでやりましょう。」

うーん、耳の痛い話です。実際うちの教会でもありましたね。ギャップにつまづきを感じて去っていく人。

何だかなあ、と思いながらも「クリスチャンです」と言わせてもらっている自分、かな...

2007-06-12 Tue 13:03 | URL | jack #-[ 内容変更] | top↑
Jackさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

私もコミュニケーションの難しさを、つくづく感じます。

私たち一人一人は、個人的な経験を通じて主の声を聴き、その意思を示されて、「ああ!そうなんだ」という理解の瞬間があったからこそ、牧師先生の言うことにうなずくこともできます。

しかし、そうした基礎がまだ敷かれていない方は、自分の経験としてことばが反映されない分、分かりません。私も分かりませんでした。

その素直な疑問に、誤ったアプローチで、
「マシンガンのごとく自分の主張を語る」
「これが正、これが悪」
「そんなこと聞くなんてクリスチャンじゃない」とやってしまうと。主の元にその方を導くことが、できません。

そして、教会も人間の集まりですから、派閥もできるし、仲良しグループもできる。噂話もあるし、好き嫌いあるし、陰口もあるかも。

俗世に疲れてすがってきた方たちが、仮に教会内の俗世に更に否定され、絶望して去っていくなんて、主イエスの意図とはやはり、違いますよね…。


主イエスの無償の愛は、おそらく全人類が合意できるところです。あとは、その伝え方。

営業が顧客に何度も何度も断られ、跳ね返されて学ぶように。私たちも恥をかくこと、否定されるのを恐れずに、愛を持って話ができるよう、日々祈り、研鑽していきましょう。

そして、身についたコミュニケーション能力は、教会の中だけではなく。
あなたの家庭、職場、学校、趣味…人生のいかなるフィールドでも、役に立つからです。そして、誰もそれを取り上げることはできません。


長くなりました。「自己主張の押し付けマシンガントーク」になってたら、ごめんなさいね。私も修行中。

Jackさん、これからも一緒にがんばっていきましょう。

ごとう ひでたか 拝
2007-06-12 Tue 17:10 | URL | ごとう ひでたか #-[ 内容変更] | top↑
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