後藤 秀孝
http://afg2.blog74.fc2.com/
JAPAN
主の福音 第三章 第一節~第四節
2007-04-30 Mon 20:00
主の福音 <The Good News> 朗読

今日は第三章 第一節~第四節までを読みます。

(「主の福音」、また冊子については、主の福音 <はじめに>をご覧下さい。また「続きを読む」内にテキストもあります。)

主の福音 第三章 第一節 を聴く (2003.1K)

主の福音 第三章 第二節 を聴く (1222.7K)

主の福音 第三章 第三節 を聴く (3335.9K)

主の福音 第三章 第四節 を聴く (2163.6K)

*上記クリックされますと、MSメディアプレーヤーなどのソフトが起動し、音声を聴くことができます(右クリック→「別のタブ/ウィンドウで開く」がお勧めです。)

それでは、ごゆっくりお楽しみください。

ごとう ひでたか 拝

主の福音 第三章 主の奇跡

第一節:ヤイロの娘と、長血の女

さて、イエスがカペナウムの町に戻ると、群衆は喜んで迎えました。みなキリストの帰りを待ちわびていたのです。するとそこに、ヤイロという人が来ました。この人はユダヤ人の会堂管理者でしたが、主の足もとにひれ伏して、自分の家に来て頂きたいと願い出ました。

と言うのも、彼には十二歳ぐらいの一人娘がいて、病で死にかけていたのです。そこで、イエスが向かうと、群衆がみもとに押し迫って来ました。このため、一行はなかなか前に進めません。

その群集の中に、十二年の間長血(血の混じったおりものが、長期間出る婦人病の一種で、激痛を伴う)を患った女性がいました。有名な医師を頼り、時には高価な薬草や呪術などにも頼ってみましたが、全く改善しませんでした。彼女は、弟子たちが守ろうと必死のバリケードを築いている主イエスの後ろに近寄って、思い切ってイエスの着物のふさにさわりました。すると、たちどころに身体の中の痛みと、出血が止まったのでした。

その瞬間、キリストは振り返ると、「わたしに触ったのは、誰ですか。」と尋ねました。皆首を振って、自分ではないと言ったので、ペテロは、「先生。大勢の人がひしめき合っているのです。誰が触ったか判断するのは難しいでしょう。」と告げました。

しかし、イエスは、「誰かが、わたしに触ったのです。わたしから力が出て行くのを感じたのだから。」と言われたので、その女性は「隠しきれない」と思って、震えながら進み出ました。そして御前にひれ伏して、全ての民の前で、主に触った理由と、たちどころに癒された次第とを話しました。その目には、恐れと共に、瞬時に癒された驚きから、涙が光っていました。

そこで主イエスは微笑んで、彼女に言われました。「娘よ。あなたの信仰があなたを直したのです。安心して行きなさい。」

キリストがまだ話しているときに、会堂管理者の家から人が来て、ヤイロに告げて言いました。「あなたのお嬢さんは亡くなりました。もう、先生を煩わすことはありません…。」

これを聞いて、イエス・キリストは答えました。
「恐れないで、ただ信じなさい。そうすれば、あなたの娘は直ります。」

その頃、ヤイロの家では、近隣の人々が皆、娘のために泣き悲しんでいました。しかし、主は彼らに、「泣かなくてもよい。死んだのではない。眠っているのです。」と言いました。すると、人々は娘が死んだことを知っていたので、心の中でイエスをあざ笑っていました。

それから、主イエスは家に入りましたが、ペテロと他の弟子二人、それに子どもの両親以外は、誰も一緒に入ることを許しませんでした。そして主は、娘の手を取って、叫んで言いました。「子どもよ。起きなさい。」

すると、娘の霊が戻って、娘はただちに起き上がったのです。それでイエスは、まだ眠たそうですらある娘に、食事をさせるように言いつけました。両親がひどく驚いて、言葉を失っていると、キリストはこの出来事を、誰にも話さないようにと命じました。


第二節:十人のらい病人

また別の機会に、主イエスはエルサレムに上る道中で、サマリアとガリラヤの境を通っていました。一行がある村に入ると、十人のらい病人が遠く離れた所に立って、

「イエスさま、先生。どうぞあわれんでくださ~い。」と叫んでいました。

主はこれを見て不憫に思い、こう叫び返しました。「行きなさ~い。そして自分を祭司に見せなさ~い。」

「疎外されている私たちが、果たして祭司に会えるだろうか…」と半信半疑ながら、彼らは主のことばに従って歩き始めます。しばらくすると、一人が声を上げました。「あら、あなたの顔…」

深くかぶったフードから、垣間見えたらい病特有の、白く粉をふいたような、へこんだ肌。それが、赤ちゃんの肌のようにピンクに、すべすべになっていたのです。彼らは次々とかぶりものをとり、包帯を解いて、お互いに見つめ、肌の感触を確かめあいました。自然と笑いがこみ上げました。主のことばを信じて、それに従った彼らは、祭司に会いに行く途中で癒されたのです。

彼らは急いで、家路に着きました。家族が、兄弟が、待っています。喜びの叫びを上げながら、みな方々へ立ち去っていきました。しかし、その中の一人は、大声で神をほめたたえながら引き返して来て、主の足もとにひれ伏して感謝しました。でも彼は、異郷徒のサマリア人でした。

そこで主イエスは、「あれ、十人癒したんだが…。他の九人はどこに行ったのか。神をあがめるために戻って来たのは、この外国人の彼以外、誰もいないのか。」

それから、まだ地に伏せて感激しているその人の頭に触れて、「立ち上がって、行きなさい。あなたの信仰が、あなたを完全にしたのです。」と言われました。


第三節:盲目の男

イエス・キリストは道の途中で、生まれつきの盲人に目を留めました。その日は安息日でした。

弟子たちは彼について、主に質問しました。「先生。彼が盲目に生まれついたのは、誰が罪を犯したからですか。この人ですか。その両親ですか。」

それに対して、イエスは、「この人が罪を犯したのでもなく、両親でもありません。神のわざがこの人に現われるためです。」と答えました。

こう言ってから、主は地面につばきをして、そのつばきで泥を作ります。そしてその泥を盲人の目に塗って、彼に語りかけました。
「行って、シロアムの池で洗いなさい。」

そこで、彼は杖を片手に歩いて行って、洗ってみました。すると、周囲の輪郭がぼんやりと、そして徐々にはっきり見えるようになったので、喜びながら家に帰りました。近所の人たちや、前に彼が乞食をしていたのを見ていた人たちが、口をそろえて「これは座って物ごいをしていた人ではないか。」と言いました。

他の人は「これはその人だ。」と言い、また他の人は、「そうではない。ただその人に似ているだけだ。」と主張します。当の本人は、「私がその人です。」とはっきり宣言しました。

そこで、不思議がる群衆は彼に「それでは、あなたの目はどのようにして開いたのですか。」と尋ねると、彼は答えました。「イエスという方が、泥を作って、私の目に塗り、『シロアムの池に行って洗いなさい。』と私に言われました。それで、行って洗うと、見えるようになったのです。」

彼らは、前に盲目であったその人を、ユダヤ人指導者たちのところに連れて行きました。癒しの奇跡の説明が、どうにも必要に思えたからです。

ファリサイ人たちが彼に、どのようにして見えるようになったか、その仔細を尋ねます。彼は答えて、「あの方が私の目に泥を塗ってくださって、私が洗いました。私は今見えるのです。」と言いました。

すると、ファリサイ人の中のある人々は、「その人は神から出たのではない。安息日を守らないからだ。」と言い、またある者は、「罪人である者に、どうしてこのようなしるしを行なうことができよう。」と言いました。彼らの間にも意見の分裂が起きたのです。

そこで彼らはもう一度、元盲人の彼に「あの人が目を開けてくれたことで、あの人を何だと思っているのか。」と聞くと、彼は返事して、「あの方は預言者です。」と言いました。

しかしユダヤ人たちは、目が見えるようになったこの人について、彼が「生まれつき盲目だったが、主によって見えるようになった」ということを疑い、ついにその両親を呼び出して、

「この人はあなたがたの息子で、生まれつき盲目だったとあなたがたが言っている人ですか。それでは、どうして今見えるのですか。」と尋ねました。

そこで両親は、「私たちは、これが私たちの息子で、生まれつき盲目だったことを知っています。しかし、どのようにして今見えるのかは知りません。また、誰があれの目を開けたのかも知りません。本人に直接聞いてください。あれはもう大人です。自分のことは自分で話すでしょう。」と答えました。

彼の両親がこう言ったのは、ユダヤ人指導者たちを恐れたからでした。すでにユダヤ人たちは、イエスをキリストだと告白する者があれば、その者を会堂から追放すると決めていたからです。そのために彼の両親は、「あれはもう大人です。本人に直接…」と明言を避けたのです。

そこでファリサイ人たちは、盲目だった彼をもう一度呼び出して言いました。

「神に栄光を帰しなさい。私たちはあの人が罪人であることを知っているのだ。」

彼は答えて、「あの方が罪人かどうか、私は知りません。ただ一つのことだけ知っています。私は盲目であったのに、今は見えるということです。」と告げました。

そこで会堂の指導者たちは、再度聞きました。「あの人はおまえに何をしたのか。どのようにしてその目を開けたのか。」

すると彼は、「もうお話ししたのですが、あなたがたは聞いてくれませんでした。なぜもう一度聞こうとするのです。あなたがたも、あの方の弟子になりたいのですか。」と返事しました。すると、ファリサイ人たちは怒り出して、「お前もあの者の弟子だ。しかし私たちはモーセの弟子だ。私たちは、神がモーセにお話しになったことは知っている。しかし、あの者については、どこから来たのか知らないのだ。」と叫びました。

彼は気丈に答えて、言いました。「これは、驚きました。あなたがたは、あの方がどこから来られたのか、ご存じないと言う。しかし、あの方は私の目をお開けになったのです。

神は、罪人の言うことはお聞きになりません。しかし、誰でも神を敬い、そのみこころを行なうなら、神はその人の言うことを聞いてくださると、私たちは知っています。

盲目に生まれついた者の目を開けた者があるなどとは、昔から聞いたこともありません。もしあの方が神から出ておられるのでなかったら、何もできないはずです。」

ユダヤ人指導者らは憤慨して、「おまえは全く罪の中に生まれていながら、私たちを教えるのか。」と言い、遂に彼を外に追い出しました。


主は、ファリサイ人が元盲人の彼を追放したことを聞き、彼を見つけ出して、「あなたは人の子を信じますか。」と尋ねました。その人はイエスの目を見て、答えました。「主よ。その方はどなたでしょうか。私がその方を信じることができますように。」

イエス・キリストはその真摯な眼差しを受けながら、「あなたはその方を見たのです。あなたと話しているのがそれです。」と告げます。すると、盲目だった彼は、涙と微笑を浮かべながら、「主よ。私は信じます。」と言い、そして彼はキリストを拝したのです。

そこで、主は弟子たちに振り返り、こう言われました。「わたしはさばきのためにこの世に来ました。それは、目の見えない者が見えるようになり、見える者が盲目となるためです。」


第四節:ラザロの復活

そんな時、イエスの元に、ベタニヤから急報が届きました。主に救われたマリアと、その姉マルタの兄弟であるラザロが、病気で生死の境を彷徨っている、と言うことでした。主イエスの来訪と癒しを求める、その文面には姉妹の懸命さが表れていました。

しかしイエス・キリストは尚も二日、もといた場所に留まってから、弟子たちに「もう一度ユダヤに行こう。」と言われました。しかし、ユダヤはファリサイ人やユダヤ人指導者たちが、キリストを捕えて処刑せんと、息巻いている地域です。弟子たちも、最悪の事態を覚悟して、主に従って行きました。

さて、キリストがベタニヤに到着して、話を聞いてみると、その時にはすでに、ラザロが亡くなってから四日が経っていました。村人から「イエスさまが村はずれに来ているようだ」と話を聞いたマルタは、呆然とする妹を残して、出迎えに行きました。そして、主の足もとにひれ伏して、

「主よ。もしあなたがいて下さったら、弟は死なずに済んだでしょうに…。」と言いました。

目に涙光るマルタに、イエスは「ラザロは生き返ります」と告げました。「わたしを信じますか。」

「はい、主よ。あなたが神の子キリストであることを、私は信じています。」

マルタはこう言ってから、一足先に帰り、マリアを呼んで「先生が来られたわ。一緒に行きましょう」とそっと言いました。マリアは無言で立ち上がって、村はずれで待っていたイエスのところにやってきました。彼女らを慰めるために集まっていた、大勢のユダヤ人たちも引き連れて。

「主よ。あなたがもし、もう少し早く来られていたら…。」こう言って泣き崩れるマリアと、涙ぐむ群衆。しかし中には憤慨して、「彼が本当に盲人の目を開けたのなら、奇跡の力でラザロもきっと死ななかったはずだ」とこぼす人もいました。

そんなマリアと、ユダヤ人たちの不信仰に憤りを覚えながらも、主は涙してに、墓所まで歩いて行きます。当時の墓は、ほら穴に岩戸を立てかけた簡単なものでした。その前に着いたとき、イエス・キリストは「その岩を取りのけなさい。」と周囲に伝えました。

するとマルタが、「主よ、もう4日も経っていますから、臭いがひどくなっているでしょう。」と答えました。

キリストはマルタの目をまっすぐに見つめて、穏やかに言いました。
「もしあなたが信じるなら、あなたは神の栄光を見る、とわたしは言ったではありませんか。」

そこで、村人たちは岩を取りのけました。
それから、イエスは目を上げて、神に祈りました。

「父よ。わたしの願いを聞いてくださったことを感謝いたします。
今日集まった人々が、あなたの力あるわざを見るために。彼らが、あなたがわたしをお遣わしになった事を信じるようになるために。」

それから主イエス・キリストは、大声で叫びました。
「ラザロよ。出て来なさい。」


すると、しばしの沈黙の後、死んでいたラザロが、手と足を長い布で巻かれたまま、ミイラのような状態で出てきました。信じられない光景に、動揺走る群衆に向かって、イエスは「ほどいてやって、帰らせなさい」と指示を与えました。

そこで、マリア・マルタ姉妹のみならず、キリストがなさった奇跡を見た多くのユダヤ人も、主を信じるようになったのです。


いつも応援感謝しています。
あなたのひとポチで、より多くの方が導かれ
愛と平安を見いだすことができますように。
FC2ブログランキング 人気ブログランキング【ブログの殿堂】 人気blogランキング
スポンサーサイト
別窓 | 朗読:主の福音 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
<<<身の上話> | キリストの愛を 超多忙なあなたに | <キリシタン隠れミッション近況Ⅱ>>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| キリストの愛を 超多忙なあなたに |
copyright © 2006 キリストの愛を 超多忙なあなたに all rights reserved. powered by FC2ブログ. template by [ALT DESIGN].
/