後藤 秀孝
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JAPAN
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「泣く」こと
2007-04-27 Fri 12:05
年を経るにつれ、涙もろくなってきた自分を感じます。

例えば、昼間レストランの大型モニターに映っていたフィル・コリンズのプロモ・ビデオで、ホームレス、ストリート・チルドレンをテーマとして取り上げたもの。「貧しくてかわいそうな人たち」を前面に打ち出した作品で、昔だったら「あっそ。」「汚い子。」「白々しい演出。」で終わっているようなもの。

しかし今見ると、その映像は私が会ってきた、たくさんの子どもたちと、かぶるのです。


彼ら、服なんか、汚いです。顔も、鼻水と炭/油?で汚れています。頭をなでると、ごわついた毛で、何日洗ってないのか想像させられます。クリケットをしたり、丸めた紙くずでバレーボール風をしたり、物珍しそうに私の後をしつこく追いかけてきたりします。

震災直後の現場で、健気に支援物資を受け取りに来ていた少女たち。家族の喪失という、悲しい身の上話を、片言の英語でしてくれました。写真を撮ると、嬉しそうに、でもちゃっかり「100ルピーくれ」とか言ったりします。

カルカッタのCity of Joyで。カシミールの山奥で。イスラマバード、またデヒワラのスラムで。

彼らの顔が、未だに思い浮かびます。元気だろうか…。泣いていないだろうか…。ちゃんと食べてるか…。

すると、こんな欧米の演出家が製作したMTV風番組でも。頬を、涙が一筋こぼれるのです。

<男は涙を見せぬもの>
私は日本人として、男として「不動心は強さの表れ」「涙は弱い者が見せるもの」という考えでおりました。どんな状況であっても。辛いとき、孤独なとき、たとえ愛するひとをなくしたときでも――男は黙って酒を飲み、飲んで~、飲んで~、飲まれて~、飲んで~。なのです。静かに眠るのでしょう。なのです。

「武士道」の著者である、新渡戸稲造さん(5千円の人)は、こういう例えを話していました。

「戦争に出征する息子たちを見送りに出た家族が、一体どんな悲しみの姿を見せるのか、外国の報道員が興味深々に窺っていると、何のことはない。別離の泣き声も、悲運への嘆きも、最後の熱く長い抱擁も、そこにはなかった。ただ、別れ行く親と子、静かに手を振る群衆から、時折押し殺したような、啜(すす)り泣きが聞こえるのみだった。

しかし、考えて頂きたいのは、日本人が感情がないために、このような対応をしているのではないということだ。逆に、その人一倍繊細な、傷つき易い心を内包し、その魂の慟哭をしかし隠すことを通じて、その深奥の悲しみを表しているのである。つまり日本人は、非常に感情豊かな民族なのだ(内容意訳)。」と。

それは、日本の歴史から、連綿と続く「美」の意識でもあります。「悲しみ」という内部的なものより、「感情のコントロール」「品性」「礼儀」という対外的なものが「美しい」とされたからです。

そして、こうした「美学」「内に秘める悲しみ」理論は、私を含めて、多くの日本人(特に男性)を虜にしてきました。時代劇、特に年末の超大型時代劇「忠臣蔵」「白虎隊」などを見て、その潔さと、こらえてみせる涙に、私たち手放しに感動するのです。だから「自分もそうあるべきでしょ」という刷り込みが、子どもの頃から発生することになります。

<男性諸君。でも、泣いていいんです>
そう。それが、自己憐憫の涙でなかったら。欲求不満の涙。悔し涙。「どうして誰も分かってくれないんだ」という、憤りの涙でなかったら。

それが、感謝の涙や、他人のために流す、きよい涙であれば。
思いやりと、友愛に溢れた涙なら、思いっきり泣いていいんです。
静かに湧きあがる、豊かな感情のほとばしりなら、その流れを抑えたり、止める必要はありません。

涙が出るのは、あなたの心が澄んで、響きやすくなっている証拠です。
愛と慈しみを、感じやすくなっている証拠なのです。


そして、もしあなたの目に、今ここに、こうして生きていることへの、感謝の涙が溢れたのなら。

あなたは今確かに、神さまに触れられたのです。

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