後藤 秀孝
http://afg2.blog74.fc2.com/
JAPAN
<ハンバントタ出張編Ⅵ>
2007-04-05 Thu 00:04
前回よりのつづき。ハンバントタ県、事業評価ミーティングより。

<カプワッタ村(野菜栽培)、担当者(インストラクター1名、ソーシャルワーカー2名、英語教師1名、スポーツコーチ1名、コミュニティワーカー1名)よりのコメント>

「カプワッタは幹線道路から3kmも入ったところにある、辺鄙(へんぴ)な村です。異なる村から移住してきた村人たちは、お互い親交もなく、今まで来てしまいました。
たくさんの団体が来て、調査をし、その内いくつかは支援物資を残していきました。しかし、JENはそこに訓練と、心理学カウンセリングを加えて、野菜栽培という継続して行なえる技術と共に、家庭内問題などを自分たちで解決できるような素地を作ってくれたのです。
最近になって、一つ面白い試みをしました。村人たちを伴って、初めて砂浜に行ってみたのです(津波発生から2年以上経過していますが、村人の多くは恐怖から、海岸線へ近づくことを避けていたそうです。これもトラウマがどれほどの長期間、障害をもたらすのかを如実に顕わしていると思います。)最初は恐る恐るですが、皆さん水に近づき、最後のほうでは歓声を上げて、波打ち際で遊んできました。(SW)」

「ある工夫で、出席率を高めることができました。それは、『種であれ、栽培道具であれ、一度に上げてしまうのではなく、必要にあわせて毎日少しずつ渡していく』ということです。
2ヶ月のトレーニングの後、ある参加者は『私も友達に栽培を教えるわ』と意気込みを表しました。こうして、周辺地域にも、知識が共有されていくでしょう。
地方行政(保健省、農業省)からのビジターを受け入れ、村を視察してもらうことで、再定住地域の今後の安定と発展を図ることも、面白い試みだったと思います。(Inst)」

「長老たちを巻き込んだ、子どもたちの活動は成功裡に終わりました。この村でも、ドロップアウトの子どもたちが多いのですが、気軽に参加できるJENの課外活動では他の子どもたちと楽しそうに遊んでいました。こうした交流を通じても、再び学校へ戻る意欲が、芽生えてくれるといいと思います。(SW)」

「崩壊した家庭。手に負えない子どもたち。それがこの2ヶ月で、本当に魔法のように、変わっていきました。
この前の体育の日に催されたスポーツ大会でも、JENの課外活動参加者は、他の子どもたちを凌駕して、いい成績を残したんですよ。(スポーツコーチ)」


<彼らに対するコメント>
「地方政府の職員などを招くことは、事業後の村の自立発展に大きく貢献すると思います。これも今後、私たちのコモン・プラクティスにしていきましょう。
また、もし行政職員を呼ぶ機会があったら、私たちにも一報くださいね。『日本人が来る』と言えば、彼らにとっても多少の動機付けになるかもしれないし、そのとき移動手段なども提供できるでしょうから。私たちをダシに使って、彼らを招いてください。」


<メッタ村(子どもの活動)、担当者(ソーシャルワーカー1名、英語教師1名、スポーツコーチ1名、コミュニティワーカー1名)よりのコメント>

「経済状態が思わしくないと、両親の子どもに対するケアも低下してしまう。それが顕著だった村でした。
今回は特に子どもの活動だけだったので、長老たち・親御さんを巻き込むのが難しかったですね。しかし忍耐強く話をしていくうちに、理解が得られ、少しづつですが地域の姿勢が変わっていったように思います。バレーボールコートの整備では、村人が一丸となって『子どもが安心して遊べる公園を造ろう!』と励みました。
今では、発足した子どものスポーツクラブが、タンガッラ郡のスポーツ省職員から認定を受けています。(スポーツコーチ)」

「英語教室は、成功したと言えるでしょう。今では近隣の村でも、私たちを真似て同様の教室を始めています。(英語教師)」


<彼らに対するコメント>
「親御さんたちに直接的なメリットがないと、協力を得づらい。それは本当だと思います。義務教育の制度すらないパキスタンでは、クッキーや調理油などを上げる条件で、子どもたちを学校に呼び込んだりしていました。だから、その苦労は分かります。
それを乗り越えて努力してくれた、皆さんの貢献に感謝します。」


<終わりに:全体への感謝のあいさつ>
「皆さんの、そして村人たちのコメントの中で、『JENがOOしてくれたから』ということを頻繁に耳にしました。しかし、JENって何でしょう。

遠隔地の村に、毎日足を運んだのは、JENでしょうか。いいえ、あなたたちです。
村人たちのこころを解きほぐしたのは、JENでしょうか。いいえ、あなたたちです。
子どもたちに規律と励ましを与えたのは、JENでしょうか。いいえ、あなたたちです。

村人たちの賞賛も、感謝も。全てはあなたたちに対するものだった、ということです。
難しい立地。水不足。暑い最中の屋外作業。そんな困難にも負けないで、努力してくれた皆さん、一人ひとりが、村人にとっての『JEN』なのです。

本当にありがとう。村人に代わって、もう一度、大きな拍手を送りたいと思います。」

こうして、長くて短い、2泊3日のハンバントタ出張が、幕を閉じたのです。

いつも応援感謝しています。
あなたのひとポチで、より多くの方が導かれ
愛と平安を見いだすことができますように。
人気ブログランキング【ブログの殿堂】 人気blogランキング
カプワッタ2



<おわりに>
主よ。あなたがいなければ、今の私はいません。
主よ。あなたの知恵を借りることなしに、私のことばは力を持ちませんでした。
主よ。生活の様々なシーンから、閃きを与えてくださって、ありがとうございます。
主よ。あなたの栄光が、私を通して輝くのを、今日彼らは見ました。
主よ。あなたの恵みと力、まことの愛に、感謝します。

これまでも。そしてこれからも。
あなたが私の牧者です。
役に立たないしもべですが、
あなたのみわざに、私を用いてください。

ごとう ひでたか 拝
スポンサーサイト
別窓 | スリランカ篇 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
<<信仰に歩むために | キリストの愛を 超多忙なあなたに | <ハンバントタ出張編V>>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| キリストの愛を 超多忙なあなたに |
copyright © 2006 キリストの愛を 超多忙なあなたに all rights reserved. powered by FC2ブログ. template by [ALT DESIGN].
/