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後藤 秀孝
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JAPAN
<ハンバントタ出張編V>
2007-04-04 Wed 13:04
前回からのつづき。ハンバントタ県、事業評価ミーティングより。

<マルガンプラ村(魚網作成)、担当者(インストラクター1名、コミュニティワーカー1名)よりのコメント>

「訓練に関して、満足のいくの出来だったと思います。今では主婦たちが、魚網の補修と、新しい魚網を作成することができるようになりました。
立地が悪く、タクシーも村までは辿りつけませんでした。しかし私たちが日々通い続けたので、事業開始当初は日中何もする意欲がなく、食べて、寝ていることが多かった村人たちも、少しずつ外に出て、話をするようになりました。
また、村の長老たちも巻き込んで、村の互助会を立ち上げ、今後の村の経営を見守っていく態勢も、作り上げることができました。(Inst)」

「JENの事業に、村人全体が感謝しています。怒りや鬱などの感情のコントロールも、皆さんできるようになり、こころの平安を取り戻すことができました。
確かに困難はあるけれど、今では村が一体となって、それに向かうことができるようになりました。(CW)」


<彼らに対するコメント>
「村の裁定権者である、指導者・長老たちを巻き込む、というのは、事業の自立発展性を確保する為にも非常に有効な手段です。これを、今後も私たちのコモン・プラクティスにしていきましょう。
皆さんの努力に感謝して、大きな拍手を送りたいと思います。」


<カラニガマ村(野菜栽培)、担当者(インストラクター1名、ソーシャルワーカー2名、英語教師1名、スポーツコーチ1名、コミュニティワーカー1名)よりのコメント>

「『雨がない』それが一番切実な問題でした。そのため大地も堅くなっており、耕すのに非常に大きな労力を伴いました。
また、男性のアルコール依存の問題もあり、一体どうなることかと心配していましたが、村人たちの努力と、カウンセリングや訓練を繰り返すうち、多くの心の問題は解決することができました。
今も雨季が遅れていますが、すでにオクラの収穫ができたりと、少しずつ成果が実り始めています。(SW)」

「一番心配させられたのが、水不足です。しかし村人たちは、苦労も厭わずに朝晩と水遣りをし、植物の成長を見守りました。
そんな彼らが、今では近隣の村(カハンダモダラ/ニダハスガマ村)に対して、習得した農業技術を教えています。(Inst)」

「この村では、学校からドロップアウト(不登校・自主退学)してしまった子どもたちも多くいました。学習に対する意欲が乏しく、特に英語など『勉強する意味あるの?』という姿勢で来る子が多かったのです。
しかし参加者も徐々にふえ、楽しんで学ぶことを通じて、学習への喜びを教えることができたと思います。
またスポーツ活動では親御さんたちがバレーボールグラウンドの整備を手伝ってくれるなど、事業に対する理解を示して、手伝ってくれました。(SW)」

「授業の内容もそうでしたが、私が子どもたちに与えられたのは、『励まし』です。
こうした前向きな変化を生み出してくれたきっかけとなる、JENの事業に感謝します。(英語教師)」

「2004年、12月に津波で被災して後、私たちはここカラニガマに家をもらいました。この再定住地域に越してきてから、初めて村を訪れたNGO。それがJENです。プロジェクトアシスタントのサラタさんが村に来て、視察しながら、色々話を聞いてくれました。
そして(水不足の為水道代は上がりましたが)野菜栽培のトレーニングの甲斐もあって、ブルドーザーで密林を切り開いた跡地に、今では緑が戻りつつあります。また、当初手入れされていなかった庭にも、今ではしっかりフェンスがつけられました。
ソーシャルワーカーたちが住む場所を決めかねていた時、私は自分の家に一緒に住むことを提案しました。それから、この若い3人の女性たちと過ごし、昼夜と彼女たちを守るように働きました。
この2ヶ月間、とても素晴らしい時間をありがとうございます。この気持ちを、私は一生忘れません。(CW)」

「以前はケンカや、家庭内不和が絶えなかったこの村。しかし、事業が終了した今、子どもたちの笑顔と、うるさいくらいの話し声が、この村復活の一番の証拠だと思います。
学習意欲の低かった子どもたちも、今では時間通りに授業に参加するようになり。スポーツでは村人たちが率先して、道具の管理をするようになりました。
また野菜に関しても、あと2ヶ月もすれば他の収穫も期待できますから、家計の大きな助けになると思います。(SW)」

「当初は興味半分で来ていた子どもたちですが、徐々にその技術レベルも高まってきました。あと4~5ヶ月も継続してトレーニングができれば、地域大会でも優秀な成績を残すことができるでしょう。
そこまで見守れないのが残念ですが、村のスポーツクラブ設立など、前向きな変化も見受けられたので、あとは村人の努力で継続されていくことでしょう。(スポーツコーチ)」


<彼らに対するコメント>
「当初荒野だったこの再定住地域で、村人たちが地を耕し、水を撒き、肥料をやって、こうして収穫が得られるようになりました。砂漠に似た荒野から、緑が。『無』から『有』、『0』から、何か『価値あるもの』が、生まれたのです。
子どもの教育も同じです。『お前はドロップアウトだ』と言われることが、子どもたちにとってどれだけ辛いことなのか。学校が、勉強が嫌いになるのも、自然だと思います。
しかし、皆さんの努力で、こうした子どもたちにも、再び、学習への喜びが芽生えたと思います。
仮に彼らが学校へ戻らなくとも。この学習への意欲を胸に、彼らは勉強を続けることでしょう。
ここでも『0』から、『将来への希望』を、生み出すことが、できたのではないでしょうか。
それもこれも、全て皆さんの努力のおかげです。本当にありがとう。拍手を送りたいと思います。」
<つづく>

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