後藤 秀孝
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JAPAN
<ハンバントタ出張編Ⅳ>
2007-04-03 Tue 17:21
続きまして、3月30日、事業終了後<評価ミーティング>での、JENスタッフたちに対するコメント集です。

「今日は忙しい中、集まってくれてありがとうございます。

昨日村を回り、参加者の皆さんから話を聞く機会がありました。皆さん一様に言われていたことは、『ありがとう』『みんながいなくなると、寂しい』ということでした。

2ヶ月という短期間で、こうした友情が育めたことは、ひとえに皆さんの努力のおかげです。
本当に、2ヶ月で友だちを作ると言うのは、難しいことです。特に、こころの奥底を話し合える、親友を作るのは至難の業ですよ。

しかも、トレーニング参加者の方たちは、高齢の方もいて、あなたたちの何人かにとっては、お母さんや、おばあちゃん、と言った年齢の方たちでしょう。そんな彼/彼女らが、あなたたちを、自分の娘、息子のように扱い、また地域の一員として迎えてくれたこと。彼らと非常に深いレベルで、親睦が築き上げられたことは、あなたたちが日々費やした時間と、心配りと、労力の賜物です。

本当にありがとう。あなたたちはJENの、そして村人たちの誇りです。皆さんの尽力に拍手を送りたいと思います。


そして今日は、今期事業で見られた「要改善」だったこと、また次期事業への提案といったことを、忌憚なく話していただければと思います。どうぞよろしくお願いします。」


<ヤエヤワッタ村(魚網作成)、担当者(インストラクター1名、ソーシャルワーカー2名、英語教師1名、スポーツコーチ1名、コミュニティワーカー1名)よりのコメント>

「最初は5名のスタッフでリクシャー(タクシー)を使い、村に通っていたのですが、村人たちが皆歩いているのを見て、私たちも歩くようになりました。村人たちと同じ目線で、同じ境遇で、体験してみないと分からない想いが、あると思ったからです。
心理学カウンセリングにおいては、2ヶ月間で満足のできる成果が得られたと思っています。しかし、こうしたこころのケアは、ふとした弾みで戻ってくるトラウマや鬱などに対して、継続して実施することが望ましいのです。
漁師の村であるヤエヤワッタは、男性のアルコール依存などでDV、家庭内不和と言ったケースが絶えません。忍耐を持って、カウンセリングを継続する必要があると思います。(SW)」

「最初は、『何て辺鄙(へんぴ)な村を選んだものだ』と、恨み節をぶっていましたが、村人の立場から見れば、それが彼らの生活であり、家なのです。政府からの支援も不足し、立地も最悪で、バス停や公共施設からも遠い。道が悪くて、車も満足に入れない。
魚網作りの技術を教えながら、家庭内での問題がある参加者から話を聞いて、心理学専門家に相談しました。このカウンセリング機構は、訓練で補えない部分を補完して、非常によく機能していたと思います。
事業が終わってみると。村人たちは優しく、最高の人たちでした。一生私の思い出に残る、事業村だと思います。(Inst)」

「経済的不安や、新しい居住地でのストレス、両親の不仲、というのが子どもの心理状況にも大きな影響を与えてしまっていたのが、事業開始当初の状態でした。家族ぐるみで教育に対する意欲が低く、学校に行かない子どもも多くいたのです。
父親は漁出張・アルコール依存などでなかなか有益な話し合いができなかった為、母親に働きかけました。こころが荒んだまま、大きくなっていってしまう子どもたちが、彼女たちの心配の種でもあったからです。
今では、子どもの課外活動への継続の意欲も高まり、村が独自に『子どもスポーツクラブ』を設立して、子どもたちの保護や、道具の管理などを行なっています。(SW)」

「ヤエヤワッタ村から近くの学校まで、4kmも距離があるため、子どもたちは学校から帰ってくると、疲れて学習意欲が落ちてしまっていました。特に英語は、苦手意識を持っている子どもが多く、最初はどうなることかと心配したものです。
しかし、『とにかく楽しい授業を』と心がけ、学校帰りの子どもたちや、ご両親に働きかけたところ、時間が経つにつれ、たくさんの参加者が集まるようになりました。(英語教師)」

「今では、主婦だった女性たちも『この魚にはこの網ね』『この構造は浅瀬向けね』などと、識別できるようになりました。また、子どもたちは英語で自分の名前が書けたり、『私はヤエヤワッタ村出身です』と言えるようになったりと、進歩が見られます。
ヤエヤワッタは水もまだ来ていないし、道路の状況も悪いです。しかし、地域社会が団結して、改善に向けて動き出しています。今では、村人の多くが、『必ず状況は良くなる』と信じています。(CW)」

「昨日が事業期間の最終日で、私も終業式に参加していた訳ですが、その帰り道で子どもたちが『ねぇ、明日も来るの?』『今度はいつ?』と、聞いてくるのです。
あの『言葉遣いも年長者への態度もNG』だった子どもたちが、です! 今では彼らの間でも、友情やお互いへの尊敬が芽生えました。怒りや憤りをコントロールできなかった子どもたちが、今では全く別人のようです。
本当に何て奇跡を、この事業はもたらしたことでしょう。(スポーツ)」


<彼らに対するコメント>
「私は今でも、中間ミーティング時に、あなたたちから聞いた話を覚えています。『政府からも忘れられ、隔離された村』『遠隔地』『態度超悪ガキ』『アル中亭主関白』などなど。その村が、一体どんな変貌を遂げたのか。
私が昨日訪れたとき、その変化は村人たちの笑顔の中に見られました。そして、今日皆さんから聞いた話の随所に、聞くことができました。
全てはあなたたちの、努力のおかげです。ありがとう。村人に代わって、再び拍手を送りたいと思います。」
<つづく>

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