2007-04-01 Sun 15:58
「卒業おめでと」メッセージIIです。今度はカプワッタ村(野菜栽培の訓練)で。 「今日はお忙しい中集まっていただき、また、2ヶ月という長い期間、トレーニングに参加していただき、どうもありがとうございました。 話は変わるのですが、昨晩のクリケットの試合を見た方は、何人いらっしゃいますか?(世界戦、スリランカと南アフリカの試合で、町中でTVが放送していた試合。参加者の7割が手を上げる) 序盤戦から、スリランカは不調でした。主力打線があっけなく打ち取られ、総合点数が低かった為に、南アの打順を待つ以前に(ああ、もう勝てないな)と思った方も多かったことと思います。 しかし、スリランカの守備に変わって。南ア、200点前後でしょうか。スリランカのピッチャー、マーリンガーが、クリケットの歴史に残る「4打者連続アウト」を達成したのです。場は一気に活気づきました。 それまでは、球場のファンたち、またスリランカチームの中でも「もう勝てないべ」というムードが漂っていました。点数が低すぎる、強力打線の南アをそれ以下で抑えることなんて無理…。彼らの知識・経験から、「もう何やっても無駄」「勝てない試合」という回答が、出てしまっていたのです。 ですが、マーリンガーは違いました。 周囲の敗戦ムードをよそに、彼は勝利に対する執念を、片時も捨てなかったのです。 そして、全力でボールを投げ込み、4人のバッターをアウトに。彼の胸にあった情熱と、執念の火が、その内チームメイトに燃え移り。そして、球場全体に燃え広がりました。その光景には、南アの監督が表情を堅くし、脅威を覚えたほどです。 結果、スリランカチームは負けましたが。マーリンガーはこの「クリケット史上、最高の記録」を打ち立てるに至ったのです。負け試合を「歴史的な一瞬」に、変えることができたのです。 私たちにも、彼から学ぶべきことがあります。それは「勝利をあきらめない執念、情熱」です。私たちにとっては、「将来への希望をあきらめない執念、情熱」と言い換えることができるでしょうか。 参加者の中で燃える、希望の火。それは必ず、ここカプワッタ村全体に広がり、そしてその周囲の村々に、拡大していくことでしょう。私たち一人ひとりが、自立と再生の歴史を築くのです。 皆さんのこれまでの努力と、これからの人生に、大いなる拍手を送りたいと思います。」 <村人からのコメント> 「朝晩と汗を流し、庭の手入れをしました。しばらくすると、夫も朝の水遣りを手伝ってくれるようになり、私たちの庭は豊かに、緑に、育っていきました。 今ではこれまでの努力の成果が目に見えて顕われてきて、毎日庭いじりが楽しみになっています。 知識も、道具もありがたかったけれど、それ以上に、日々つきっきりになって話を聞いてくれたソーシャルワーカー、コミュニティワーカーとの友情が、一番の宝物です。訓練はこれで終わりだけれど、またいつでも遊びに来てください。」 「数多くの国際・地元NGOが、津波の後村に来て、支援物資を残していきました。でもスタッフが私たちと一緒に訓練に参加して、こころの傷を癒し、再び話ができ、笑えるように働きかけてくれたのは、JENだけです。 カウンセリングと、子どもの活動が特に印象的でした。これまでは、夕方になると怒鳴り声や、ケンカの音が絶えなかった村に、今は子どもたちの笑い声や、おしゃべりが、うるさいくらいに聞こえるようになったのも、JENの心理的なケアのおかげだと思っています。」 <つづく> いつも応援感謝しています。 あなたのひとポチで、より多くの方が導かれ 愛と平安を見いだすことができますように。 |
|
||
管理者だけに閲覧 | ||
|
| キリストの愛を 超多忙なあなたに |
|