後藤 秀孝
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JAPAN
キリシタン隠れミッション 近況
2007-03-25 Sun 16:48
妻がPCを教えるパワーハウス(Community Concern Society、CCSのドラッグ中毒患者治療施設。コロンボ郊外)では、現在もジャンクキーボードを使ったブラインドタッチの練習を継続しています。

A、S、D、F、G、H、J、K、L、
Q、W、E、R、T、Y、U、I、O、P、…
などと、まずはキーの位置を指先で覚えながら、受講生たちは真剣な眼差しでキーボードをたたいてます。

ある程度基礎ができたところで、名作「特打」のように、講師がランダムにアルファベットを読み上げて、生徒がそれを打っていく、というトレーニングをします。最初はゆっくり、徐々にペースが上がっていき、反射神経の問われるゲームのよう。

妻が生徒たちに「じゃあ続けて打ってください」と、訓練を始めました。
「ジー」「オー」「ディー」「スペース」
「エル」「オー」「ヴィ」「イー」「エス」「スペース」
「ワイ」「オー」「ユー」「ピリオド。」

妻が「できました?」「今何て入力したか、分かる人?」と聞くと、皆いちように「?」首を振りました。
皆さん発音されるアルファベットと、対応するキーを打つのに懸命だったのです。


「God Loves You.(神さまが、あなたのこと、愛してますよ。)」妻が正解を告げると、生徒たちみな、答えが分かった安堵感とともに「神さまが愛してくれてるんだ…」と、あたかも新鮮な発見があったように微笑むそうです。

年齢、性別、生い立ち…。クリスチャン、仏教徒、ムスリム、無信仰など全く関係なく。

生徒たちが、「神さまの愛」に気づく瞬間です。


<一人一人の物語>
本当に、彼らがここまで来るのは、容易な道のりではなかったはずです。

残念ながらスリランカ、特に都市部では、麻薬の販売が横行しています。安いが低品質、身体に悪影響が出やすい代物、また中毒性の強いクスリなど。貧しい人々が「ほんの息抜きに」使ってしまった一服が、彼らの生活を跡形もなく崩壊させてきました。

しかもスリランカ文化は、ある種日本に通じるところがあります。基本「恥の文化」なのです。だから、人前でかいた恥などずっと忘れられない人がいますし、逆恨みの殺人や、恥を雪(そそ)ぐための自殺などもあります。そんな文化の中で、麻薬で人生を棒に振った肉親を、「家族の恥」と認識するような方もいるのです。

彼らは麻薬の為に、文字通り「家庭」「仕事」「生活」「自尊心」、そんな物全てをフイにし、底辺まで落ちました。そんな彼らが最後に辿りついたのがここ「パワーハウス」だったのです。


<長いさすらいの後で>
単に新しい技術の習得や、訓練の意味合いだけでなく。こうした「神さまのタッチ」を導入することで、これまで周囲から蔑(さげす)まれ、否定されてきた中毒患者たちが、主にあって心の平安を獲得し、まさに新しく「生まれ変わる」のです。

麻薬で苦しみ、遠回りをし、暗やみで将来が見えず、苦しみの底にいるときに。
もし彼らが神さまの愛に気付き、そこからの人生を好転させることができたのなら。


恐らく10年という時間の後には、彼らは自分たちの麻薬中毒経験について笑って、こう言うでしょう。

「あれは私の人生で、最悪で、しかし最良の時だった」と。

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