後藤 秀孝
http://afg2.blog74.fc2.com/
JAPAN
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

別窓 | スポンサー広告 | top↑
他人を喜ばせること
2007-03-14 Wed 20:46
「5年前の12月のことでした。その頃私はひどい孤独感と、空しさに囚われていました。それは予期せぬ夫の死で、私たちの幸せな結婚生活が突然、終わりを告げたからです。」ニューヨークで秘書専門学校を運営するウィリアム・ムーンさんは、当時について懐かしい眼差しで話し始めました。

「その年のクリスマスが近づくにつれ、私の寂しさは増すばかりでした。街往く人々の幸せそうな顔。腕を組んでウィンドウのプレゼントを眺めるカップル。そんな物に過去の自分と夫との姿がダブって、まともに外出もできませんでした。親しい友人からの誘いも、例え行っても泣いてしまうだろうから、全部断りました。」

「クリスマスの前日、そんな自己憐憫と不幸さのピークで、私は3時に会社を早退。寒さ厳しい曇天の下、侘しさがこみ上げてきて、私はただ当てもなく歩きました。今の状態のまま、一人のアパートに帰ることは、どうにも耐えられないように思えたのです。そうして、悲しみがまぎれることを祈りながら、大通りのバス停まで差し掛かりました。」

「その時、昔夫と二人でよくやった遊びを思い出しました。それは行く先を知らないバスに乗車して、気が向いたところで降りる、というもの。丁度バス停に着いて、お客が乗降している車内に、私も乗り込んだのです。」

「車内はまだ閑散として、食材の入った袋を抱えたおばさんや、学生たち、杖をついた老人などが乗っているばかり。ハドソン川を越えた辺りから、徐々に降りる人の方が多くなり、いつしか私と数人を残すばかりになってしまいました。」


「そして遂に『お客さん、終点だよ。』バスのドライバーが声をかけてきます。私は黙って頷いて、バスを降り、帰りのバスが来るまで、再び当て所もなく歩き始めました。」

「小さな郊外の街。二車線やっとの細い道を、5分も歩いたでしょうか。傍らに教会があるのが見えました。中からは美しいパイプオルガンの演奏が聞こえてきます。行く場所もない私は、人が集まっている所にどうしても居たくて、ドアを開いて中に入りました。」

「と言っても、教会の中にはオルガン奏者がいるのみで、高い天井と空いている席が、余計ガランとした佇(たたず)まいを見せています。私は木製のベンチに腰掛けて、オルガンの演奏に聞き入っていました。その内、これまでの心労と不眠の疲れがでて、私は知らず眠りに落ちてしまいました。」

「どれほどの時間が経過したでしょう…。私は子どもが小さくささやく声で、目を覚ましました。最初、どこに居るのかも分からず動揺していた私でしたが、慌てて身を正し、あらためて目の前の二人の子どもたちを見つめました。」

「7歳くらいでしょうか、お姉ちゃんが、私を指差して弟に言っていました。『サンタさんがお母さんを届けてくれたのかしら。』私が目を覚ますと、この二人の姉弟はびっくりした様子で後退りました。その様子があまりに可愛らしかったので、私はつい微笑んで『驚かせてごめんね。』と言い、『あなたたちのお母さん、お父さんはどこなの?』と聞きました。」

「『お母さんも、お父さんも、いません。』そう言う二人を見て、私ははっと気付かされました。

私は少なくとも、子どもの頃温かい家庭で年末年始を過ごせてきたし、両親の愛を受けて育ってきた。彼らに比べたら、なんて幸せだったんだろう。」

「私はその二人の子どもと、一緒にクリスマス・ツリーを眺め、その後近所のショッピングモールで飲み物とクッキーを頂きました。私は二人に、小さな贈り物ですが、キャンディとプレゼントを贈り、一緒に『聖しこの夜』を歌いながら教会まで帰ってきたのです。」

「とても短い邂逅でしたが、この二人の孤児たちとの出会いは、私の自己憐憫と不幸を吹き飛ばすのに十分でした。私が彼らにできたことはほんとに僅かでしたが、彼らが(恐らく気付かずに)私にしてくれたことは、私の人生を変えるほどの、大きな贈り物だったのです。


その冬以降、私は2度と絶望感や寂しさに囚われることが、なくなったのですから。(How to stop worrying and start livingより)」


三つ、言えることがあります。
一つ目は、あなたより多分厳しい状況でいる人が、あなたの周りにもいること。
二つ目は、彼らを喜ばせる努力をすることで、あなた自身の悩みや苦しみも、同時に癒されるということ。

そして三つ目、こうした奇跡の出会いを演出してくださっている「誰か」が、私たちについていてくれること。

彼女がその日、会社を早退したことも。逝去した夫が、目的地のない「ぶらり旅」を愛したことも。全くのランダムセレクションの中から、特定の場所へ向かうバスが用意されていたことも。終点で降ろされたこと、教会のオルガン、居眠り、クリスマス・ツリー、…。

それら全てが、結果として、彼女の魂を安らかにし、彼女の自己憐憫をきれいに抹消し、彼女のこころを「自分」から逸らして、全く見ず知らずの「他人」、孤児たちへの愛に昇華させたのです。


単なる「運」や「偶然」かもしれません。

でもここまで用意周到に準備されていると、やはり舞台裏の「誰か、」つまり神さまの「必然」と考えざるを得ないのです。

いつも応援感謝しています。
あなたのひとポチで、より多くの方が導かれ
愛と平安を見いだすことができますように。お祈りしています。
人気ブログランキング【ブログの殿堂】 人気blogランキング
スポンサーサイト

別窓 | 信じると、あなたに起こること | コメント:2 | トラックバック:0 | top↑
<<北風がバイキングをつくった | キリストの愛を 超多忙なあなたに | 超多忙の中で、ひとリゾート>>
この記事のコメント
そう、周りに自分より厳しい状況にいる方たちに気づく時、そこで、
その方たちより自分は恵まれている、幸せなんだ
で止まってしまうことなく、その方たちと共に過ごし、小さな喜びでも自分できるレベルで喜びを共にすることによって、自分もまた心を喜びで満たして頂くことが起こるんですよね。大切なことをありがとうございました。
2007-03-15 Thu 00:59 | URL | Grace馨子 #tQ725RIE[ 内容変更] | top↑
昨日Graceさんのブログをのぞいた時、ロンドンの気温に目がとまりました。4℃です!!寒い。しかも雨が降るそうで。

そんな中、現在集中して博論の作業、進められているとのこと。詳細への注意と集中力が求められる作業だと思います。お体にご自愛されて、がんばってくださいね。

ごとう
2007-03-16 Fri 01:54 | URL | ごとう ひでたか #-[ 内容変更] | top↑
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| キリストの愛を 超多忙なあなたに |
copyright © 2006 キリストの愛を 超多忙なあなたに all rights reserved. powered by FC2ブログ. template by [ALT DESIGN].
/
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。