fc2ブログ
後藤 秀孝
http://afg2.blog74.fc2.com/
JAPAN
ホームチャーチへの手紙
2006-01-01 Sun 00:00
皆さま

ご無沙汰しております。南の島より後藤です。過日は突然のメールで失礼致しました。去年年末~年明けにかけての荒んだ新聞記事を読み、日本人の「心のケア」について何かできないかと思っていたところに、ガイドラインが与えられたので、知り合いの皆様と共有させて頂いておりました。

2月9日に妻と中華料理屋で話していて、これまでに起こったことの不思議な整合性が改めて実感できました。そして私たちが理解できずとも、神さまの計画はしっかりと動いていることも。

私たちが最初に、リバーサイドチャペルを訪れた時のことを思い出します。2001年も終わりに近づいた頃、仕事の関係上草加に引っ越してきて、言葉の不自由から友人ができ難い妻のために、英語礼拝に出てみたらどうかと勧めました。以前にも私は、自分の英語力維持のために、御茶ノ水教会の英語礼拝に参加しており、外国人の社交スペースでもある教会に親しみを感じていたからです。

そこでスコット牧師夫妻に出会い、親切にして頂いて、どちらかと言うと妻の方が引き込まれていきました。私も時に参加しましたが、「白い御座のさばき(日本語合ってます?)」の話と、アフリカン礼拝にどちらかと言うと引きがちだったのを覚えています。当時行ったり行かなかったりの私でしたが、その後マリリン牧師とBB牧師、そして何より山内さんからの教えを受け、少しずつキリストの生き様に触れることができたことに感謝しています。当時反骨心から「信仰」を懐疑的に見ていた私に、主の道を根気よく説き、教え、励まして下さった皆さんのサポートがなかったら、今の私はないでしょう。

人の想いには醸造期間が必要と思います。「悪徳裁判官とやもめ(ルカ18)」の話が適例かどうかは分かりませんが、「後に心ひそかに」信仰が芽生えることもある。私にとっては頭での理解が、少しずつこころに蓄積されて実りに近づいていったのでしょう。

そして、忘れもしない2004年11月。サニー兄弟の緊急入院と手術の報に、英語礼拝のメンバーと共に病院に向かいました。患者が手術跡に触れないようにと、半ばベッドに拘束されたサニー兄弟は、見舞いに来た我々に気付いて、歓迎のため立ち上がろうとさえしていました。力なく微笑む奥さんと、反面状況がよく理解できていないのか、病院内で元気に遊ぶ子どもたちのコントラストが今でも焼きついています。

この頃一度だけ、私は仕事帰りに教会に立ち寄って、祈りました。友人の苦難に何もしてあげられない自分の無力さ。他に頼るものもなく、ただ十字架を見上げるしかありませんでした。自然と涙がこぼれました。
照明の落ちた2階の礼拝室で一人、私は神さまと賭けをしました。不謹慎な表現かもしれませんが、私は「自分」を餌に、癒しの奇跡を釣ろうと必死だったのです。

また、同年11月末にロスへ向かう航空機内でも、「上空1万メートルなら天国に近いかも」という安易な考えから、神さまに祈りました。その時与えられたことばは、私の信仰の礎となっています。

「わたしはある」
「わたしはあなたを知っている」
そして「わたしはあなたを愛している」

シンプルな3節。これらのことが、私を2005年5月の受洗に導いた理由でした。

それ以後、私の人生は目まぐるしい変化を遂げます。民間企業からNGOへの転職、2005年8月より震災復興支援にパキスタン、そして一旦東京に戻り、2006年8月イスラエル軍侵攻によるレバノン国内避難民の緊急救援、予期せぬ同僚の死を経て、現在スリランカで津波復興支援へと。

神さまなしでは、今の私はいませんでした。
神さまなしでは、人道支援などしていませんでした。
神さまなしでは、とてもここまで辿りつけませんでした。

信心深いムスリム中心のパキスタンでは、「神」についての理解、「神」についての会話は、生活の一部です。「神」を知らずして、彼らを理解することはできなかったし、彼らの「信仰」を基礎に、相互補助の精神に訴えることも難しかったでしょう。それ以外にも、事業中に死者や怪我人を出さずにすんだのも、また水・電気もままならぬ不便な山の生活を、日々感謝して生きることができたのも、全て神さまの守りと、導きのおかげです。

レバノン派遣中の日本人スタッフが亡くなった時。彼の死の10時間前、日本人として最後に話す機会があったのは、私でした。また彼の死亡の事実を知りながら、弔報と同日のJPF(ドナー)会議の場で「日本のNGOにとって、レバノンは安全」と言う内容の発表をせねばなりませんでした。「今日一日をやり抜く力を、どうか与えてください」と神さまに何度も祈って、正気を保っていたのはこの時期です。担当者としての責任と、罪悪感に押しつぶされて、退職を決意した私を、癒し、引き留めてくれたのも、神さまのおかげです。

ここスリランカでは、支援地域での進捗を見守ると同時に、事業の管理運営、資金調達、経理など、組織全体を見据えての活動を学ぶ機会を与えてくれました。また、様々なクリスチャンたちと出会い、将来のビジョンを持たせてくださったのも、神さまのおかげです。

そして何より、その神さまとの間を取り持って、エゴ・反骨心の強い私を導き、理解を深めさせてくださったのは、草加神召教会の、皆さまのおかげです。ありがとうございます。

溢れるばかりの感謝をもって、皆さまのご健勝とご活躍をお祈りしております。これからもご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

ごとう ひでたか 拝
スポンサーサイト



別窓 | はじめに | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
<<特活「ほっぷ」への道:スタッフ募集のお知らせ | キリストの愛を 超多忙なあなたに | 聖書のことば【II歴代】>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| キリストの愛を 超多忙なあなたに |
copyright © 2006 キリストの愛を 超多忙なあなたに all rights reserved. powered by FC2ブログ. template by [ALT DESIGN].
/