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後藤 秀孝
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Ben-hur;A Tale of the Christ
2007-01-29 Mon 15:02
DVD版のBen-hurでは、ベンハー役のチャールトン・ヘストンが、裏音声で映画の解説をしています。その中でこの映画について、非常に面白い裏話が聞けたので共有したいと思います。

小説「ベンハー」の作者、リュー・ウォラスは、米国の南北戦争を戦った将軍であり、その他にも弁護士、教授、トルコ使節など、様々な肩書きを持っていた当時の有力者でした。そんな彼が、多忙なスケジュールの合間を縫って、執筆したのが小説「ベンハー」だったのです。

イスラエルの一王国ジュディアの若き王子、ベンハーと、幼馴染でローマからイスラエルの司令官として戻って来たマッセーラとの友情と、葛藤、裏切り、そして復讐。端的に言ってしまえばそんな物語です。いわゆる「グラディエイター系」です。だから一見、主イエスがからむ部分など、無いように思われます。しかし、様々な布石としるしによって、ベンハーが確かに導かれていたことが、最後に明らかになるのです(これは見てのお楽しみ)。

執筆当初、ローマ支配下のイスラエルの状況、この主演の若者二人の愛憎・復讐劇を中心に描写していく、と言うのがウォラスの主目的でした。主イエスキリストによる奇跡と救いというのは、ある意味補助的なものだったようです。

しかし有能な弁の士として、また学術家として、ウォラスは事実関係と、また「イエスキリスト」と言う人物について、詳細にわたる調査を行ないました。すると、リサーチの開始地点はやはり「聖書」、特に4冊の「福音書」から始まり、次々と他の福音書、ユダヤ教の記述、古代ローマの文献、歴史書…。そんな物を読み進めて、物語の骨子を組み立てたのです。

そして、長い年月の末、執筆が完了、「Ben-Hur」は当初少数だけの出版でしたが、再版に再版を重ね、遂には歴史に残るほどの名作になったのです。当時の娯楽であったオペラにも採用され、才能ある監督や著名な役者たちが次々と出演しました。白黒映画が台頭した時、真っ先に白羽の矢が立ったのはベンハーでした。そして、1959年、作者自身の死後、長い時間が経ってから、カラー版のベンハーが映画化されたのです。


そして、この大作を完成した時、ウォラス自身にも大きな変化が訪れました…。執筆前は信仰を持たなかった著者が、キリストを受け入れクリスチャンとなっていたのです。

聖書の中にも、こんなくだりがありますね…。
『…そのように、信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみことばによるのです(ローマ10:17)。』ウォラスは、知らず知らずの内に、主イエスのみことばを聞き、そして信じたのです。

ですから、半信半疑なあなたも。ぜひ心を固くしないで、一度聖書をひも解いてみてはいかがでしょう。

(ただし聖書は難解な本です。普通の本のように、ページ1からページ1,900まで読めばその主旨が理解でき、納得できる、というものではありません。一章一章が、あるものは続き、あるものは独立しており、その記述手法もさまざま。ある章ではこう言っているが、またある章ではそれを否定するようなことすら書かれています。

ですから、4冊の福音書(新約聖書の初めの4章)、パウロの手紙、詩篇、そんなところから始めるのも手ですし、「小説 聖書」などの物語調のものを手始めに読むのも一つですね。教会に行ってみるのもいいでしょう。その後、メル・ギブソン監督の「Passion」や、上記「Ben-hur」などを観られると、更に理解が深まることうけあいです。)

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