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後藤 秀孝
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JAPAN
〈無慈悲〉
2016-07-18 Mon 19:44
後藤は、
「時間と金は無慈悲な物だ」
と思っていた。

時間の無慈悲さ。

日曜朝の、
「汚い部屋に急に友達が来るって宣言!」
が教えてくれたぜ。

電話を切り、残存時間25分。
シャワーも浴びてねぇ、洗濯機は今回り中。
厳しい取捨選択による、粗掃除が関の山だぜ…。


また、資格試験等でも
「まだ3ヶ月あるさー…
→アレ来週じゃん?」

と言うように、


「普段からやっておけば…」
「計画的にやっていれば、ちゃんと準備できた筈なのに…」
と宣う人間に対し、

容赦がない。

時は、人間の都合度外視で、
次の一瞬には消え去っている。
究極の Going my way、

それが時間だ。

―――――

同様に。

金の厳格さ。

「毎月手取りでこん位あるのに、
給料日前には残高4桁。

去年も一昨年も、
そこそこ貰っていたけど口座に何も残ってない・・・」

そう。
収入ー支出=あなたの所持金。

これまでの人生全ての収支が、
今あなたに残されている残高だ。

あなたが覚えていようといまいと、
金会計士は敏腕だ。

一銭たりとも狂っていない。

杜撰な消費者に
「言い訳を許さない」
厳格な存在。


それが、金だ。

―――――

さて、時間と金、
これら普遍的存在を展望するに、

確かに一点の妥協なく、
容赦なく俺たちを追い越し、
無慈悲に流れ去って行く物ながら・・・

こうも思わされたんだ。

「これらも、父の備えた物。
人にとって悪い面ばかりではないはずだ」


・・・そうだ。

時金共に、
限られているからこそ、
霧散して行く存在だからこそ。

俺たち人間に教えてくれている。

その稀少を。
その重要さを。

気付けば、それらはそこにいて、
俺たちに必要な節制と自己管理を教えてくれている。

忙殺されている俺たちの頭に、
一発大事な観念を与えてくれている・・・。

―――――

時金の嫌悪される面、

例えば欠乏、不足、不満・・・。
不平等を生み出し格差を助長するような面が強調されがちだが、

それって背後にいる人間の意思。だろ。

時金は本来、
善悪裁きようのない純粋な力。

「天才」にも、そうでない人にも、
「今金持ち」にも、そうでない人にも、
「美貌の勇者」にも、そうでない人にも、
「今日も暇だしパチンコでも行くか」にも、そうでない人にも、
「上野公園で野宿か」にも、そうでない人にも。

逆に差別なく、公正明大に。…
無慈悲に、無造作に、
与え、奪い、残し、清算する。

そんな純なる力である時金に、
俺たちが自分の怠慢の責任を
負わせ過ぎているんじゃないか。



これが、
急友清掃大作戦中に、

主が俺に示して下さった導きだ。
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