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後藤 秀孝
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JAPAN
地球という名の奇跡
2007-01-07 Sun 17:01
「何か奇妙なことが起こっているらしい。」イギリスのノーベル賞物理学者、ポール・ディラックは、宇宙の年齢とその中の粒子数の類似性、また宇宙における銀河系の数と、各銀河系の中に存在する恒星の数の奇妙な一致について、このように言いました。

奇妙なこと…。太陽という惑星一つをとっても、そうです。摂氏20,000℃にもなり、全長30,000kmにも及ぶプロミネンスを発する巨大な熱源、この太陽のような恒星(自ら光を放つ星)の構造は、その重力によって決まるそうです。重力が大きいものは熱を大量に放出し、その過程で青色巨星へと変化を遂げます。逆に温度の低い、重力の小さい恒星は赤色矮星と呼ばれます。どちら側に傾いても、そのパフォーマンスは不安定になるため、その重力がちょうど両極の間の、限られた範囲内に納まっている恒星だけが、太陽のように安定していられるのです。

太陽の光度は、過去40億年(人類の歴史はその内約100万年、)ほとんど変化がなく、このため地球上で私たちが生命活動を営むことが可能になっています。仮に太陽の重力がほんの少しでも強かったり、弱かったりしたら、太陽系の惑星は存在できない(太陽の重力で引き込まれるか、離れて行ってしまう)し、もしそうであったら生命のゆりかごである「地球」などどこにも存在しないことになります。

このユニークな「地球」も、数え切れない「奇跡のレシピ」に支えられて、今こうしてあるのです。太陽からの距離、地軸の傾き、自転スピード、公転のサイクル、月との距離とその重力、構成物質、マントルを内包したその構造…。他にも、数え切れないほどのパラメーターが「ぴったり」的確にはまった結果が、私たちの生命を抱いた「地球」なのです。

多くの物理学者が、科学的・数学的な見地から「人知を超えた、奇妙な力」の存在を感じざるを得ないのは、上記ようなエピソードからも、お分かり頂けるのではないでしょうか。
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