後藤 秀孝
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JAPAN
【労働者諸君!】
2015-04-15 Wed 17:38
諸兄に申し上げる。

「労働者諸君!
俺たちの未来は…
アメリカ色だ」

―――――

<ケニーの場合>

ケニードビンズは、モンフォートに16年近く勤めていた。アイオワ州キオカックに生まれ、継父に虐待されて辛い子ども時代を過ごし、13歳で家を出た。各種の学校に入退学を繰り返したものの、読み書きはできない。様々な小遣い稼ぎで日を送った末に、ネブラスカ州グランドアイランドのモンフォート食肉処理場に流れついた。23歳だった。

<以後のケニーの就労状況、
ダイジェスト版でお届けします>


●出荷部に配属される。50kgを超える段ボール箱を荷積みする
●出荷棚の上段から、上記重量物が落ちて来たのを片手で受け止める
●その時、勢いでベルトコンベアに激突、背中の下部を鋼鉄の歯に刺される
●企業医は「怪我は単なる肉離れだ」と告げた
●続く数ヶ月間、激痛に見舞われる
●市井の医師に診てもらう。「重度の椎間板ヘルニア」と診断される
●背中の手術を受ける。一ヶ月入院
●その後、ペインクリニックでリハビリ
●家計を圧迫、離婚
●負傷から1年2ヵ月後、職場復帰
●軽作業の部署に配属された
(つづく)

(「ファーストフードが世界を食い尽くす」より大意抜粋。
エリック・シュローサー著、草思社、2001年)

ランボー
<俺は祖国を愛した!
だが、祖国は、
俺が愛したほど俺を愛してはくれなかった!>

―――――
<リンク>
【Christ's Church Co.Shigaya 越谷キリストの教会】
【Christ's Church Co.Shigaya の行なう事業について】
【Million House(百万家 ミリオンハウス)】
【銀カフェ】
【CCC 自習塾】
―――――


●(労働組合員を全員解雇して叩き出した)グリーリー工場へ異動
●重労働へ逆戻り。食肉解体部門へ配属
●背中の痛み増悪
●挽肉工場に異動
●さらに、廃棄物加工工場に落とされる

●廃棄物加工工場内の清掃時に、塩素系消毒液噴霧を8時間行った。
●塩素の影響で肺が炎症を起こし、全身を水泡が覆った。一ヶ月入院。
●塩素中毒の後遺症で呼吸器系のトラブルを負った

●今度は早朝シフトを命じられる
●屍肉を積んだボロトラック運転。線路内で車両が止まり確認中、走ってきた列車にはねられた
●2週間入院後、復帰

●穴に落ちて足を骨折
●別の場所で足首骨折
●足の補助具をつけないと歩けない身体に。長時間立っていると激痛

●古いナイフを回収する仕事に配属
●ナイフの詰った袋を抱えて、階段昇降を命ぜられる

●重量物を持ち上げた拍子に、胸に鋭い痛みを覚える
●企業医は「ただの肉離れ」。家に帰される
●友人が大慌てで近隣の病院に担ぎ込むと「心臓発作」と診断
●心臓へステント手術

●モンフォート、早速ケニーを解雇
●入院中のケニーが解雇の事実を知ったのは、それから数ヶ月後

<結果>

心臓機能が不調
背中・足首に継続的な痛み
血痰 

が残された。

16年働き続けてきた彼に、モンフォートからの退職金・年金支給はない。
労災申請は、申請から3年後に認められた。
だが、たった3万5千ドル(350万円ほど)の和解金のみ。弁護士手数料を取られ、手残りなど殆どない。
健康保険も切れてしまう。
今はただ、社会保障(=生活保護)の給付金で暮らしている。

病状を鑑みるに「再就職」なんて選択肢もない。
こんな状況で、
これからの人生に希望など持てるだろうか。…


―――――

過去のアメリカ企業は、

従業員を家族のように気遣い、
賃金も高水準、
ボーナスを支給し、
長期雇用を保証され、
労働組合が機能しており、
年金その他の諸手当を、

労働者たちに与えて来た。

しかし、今日の巨大企業列強の支配する社会となってから、
●効率最重視
●コスト削減

に走り、労働者を生産ラインの歯車へと替えてきた。

熟練した職人を廃し、
単純作業を繰り返す作業工程を編み出した。

処理量=利益、となれば、

作業効率
生産ラインの高速化
中央集権の管理体制
 を重視し、
ひたすら非熟練労働力を搾取する、

大量生産システムの完成である。

国際化社会の隆盛の中、
こうした アメリカ色大企業 が、国境を越えて出現しているのである。

―――――

やりたい放題の企業、事業主に対して、一労働者の力は余りにもか弱い。

ケニーのように、人生全てを捧げて尚、切り捨てられる。


ならばどうするか。
俺たちには恐らく、3つ選択肢がある。

①戦う
②逃げる


そして

③労働者区分から抜け出す。

①労働組合結成、起訴、労働基準監督署/メディア経由の内部告発…
②転職、資格取得、留学、フランチャイズ独立、破産→生活保護…

いろいろやり方はあると思うけど、①②が見当違いなのは、

どんだけやり切っても
「労働者であることに変わりはない」
からだ。

また、原理資本主義社会に生きている以上、
「経営者は経営者の利益を追求する」
からだ。…

二つの、絶対に交わることのない思惑。
だったら、端から期待するな。
雇用主を責めても何にもならん。

やはり究極は、

雇用主からの賃金一本に頼らず、
収益の柱を増やしていく。


ことを通じて、労働者区分(E・Sクワドラント)から抜け出す。

それしかない。
と、俺には思われるのだ。
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