後藤 秀孝
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JAPAN
【イスラム国 と呼ばれているもの】
2014-09-15 Mon 20:14
赤羽リンガーで夕飯を食っていた時。
真隣に金髪痩身の兄ちゃんが二人座った。
二人とも20代前半か。両耳ピアスで胸開チャラ服のホスト系だ。

その内の一人が言った。
「明日から5連休なんだ。ヤバくね??」
「シフト見たら何か勤務日飛んでて、数えたら5連休」
「ま、金なくなったら親から貰うけど…」

「……。」
もう一人はその後、終始無言であった。

jobless









金髪青年。勿論君は店長から見て不適格であり、シフトから省られている訳だよ。
アドバイスがあるとすれば、
①まず髪を黒く染めろ。そして
②ひたすら真面目に働くことだ。…

そう思いながらも、
俺は厳しい現実にも気付いている。

君たちが苦渋を舐めつつ働いても、バイトじゃあどう足掻いても手取り15万円以下だ。
自分の言いたいことも言えず、下げたくもない頭を下げながらの15万、だ。…

希望が無いんだ。
今の就職環境そのものに。
特に高卒、下手すりゃ中卒資格で好条件の職場など無い。

在るのは親方に怒鳴られるガテン系か、
搾取されての日雇い派遣、or
身体を壊す不規則・長時間労働だけだ。…



「街頭には、TVには、映画には、…
こんなに素晴らしい、豊かな世界が描かれてる。



も、















。」



こうした若者 Deserted Youth の究極の末路を見てみよう。

社会から排除され否定された存在の、末路は決して「哀れな」モノではない。

彼らは、あなたの金は取らない。というか、取れない。
詐欺事件への認知が進んで、以前のように簡単に詐欺れないので、あなたの金庫に手を伸ばせるだけの知恵と方法論はもはや持たないからだ。

代わりに、あなたの命を取る。
つまり暴力で奪う。金のみならず、あなたの健康を、時に命を。

若者が不当に受けてきた差別、迫害、拒絶、
蔑み、不公平、無関心…。

<金が無いのなら勝手に死ね>
と言う原理資本主義社会の中で、

「このままでは俺が死ぬ。
誰も助けてはくれない。


だったら他人の命を奪ってでも、
…生きるべきではないか?
これって正当防衛…だろう?」


「…どうせ手に入らない富ならば、
持ち主もろとも全部ぶっ壊してしまえ」


芥川 羅生門の世界が現出するのだ。

―――――

標題に戻ろう。
今世界を騒がせている「イスラム国」。

俺には彼らが、上記の若者たちとかぶって仕方が無いのだ。

若者が抱えている不平等に対する
「怒り」「憎しみ」と言った火種。

それが中東で燃えている。

その焚き火に呼応し、集まるように、
全世界の「不当に扱われた」と感じている若者たちが、
闘争にその身を投じている。


それだけだ。
しかしこの闘争、長引けば長引くほど…危険。

先進国首脳たちが怖れている通り、
仮に「イスラム国」のリーダーたちを皆殺しにし、断絶・解散させたとしても、

その火種である若者たち、
戦闘訓練を積み武器・爆薬・暗殺術・化学兵器に少なからず触れた彼らは、
故国に戻ってその牙を剥くだろう。

不平等は何一つ解消されていないのだから。
富む者はますます富み、
貧しい者は騙され、搾取され続け…
今所有している物さえ奪われるのだから。…

イスラム国を滅亡させても、何も終わらない。
憎しみと怒りの火炎が全世界を覆うだけだ。

―――――

だから今、

若者を大切にしよう。

職場で、
学校で、
お隣の家庭で、

困らされたり、パワハラされたり、
虐めにあったり、先生から不当に扱われたり、
家庭が破綻していたり、引き篭もっていたり、…

察知しよう。
気付いたら、声を掛けよう。
配慮を伝えよう。アンタ一人じゃないぞ、と。

あなたがもし、人を雇える立場なら、
若い人を雇ってあげて下さい。
人間付き合い、苦手な子も多い。
無愛想で、自己中心的かもしれない。

でもきっと感謝しています。
その表現が下手糞なだけ…。


もし彼らの心が、傷を負った獣のような状態ならば、
本当にこちらから歩み寄らないと…彼らが心を開くことは無いから。

手を、想いを、友愛を…尽くそう。
全てが手遅れになる前に。
俺たち大人から始めよう。
若者が“理想的好青年”
生まれ変わるのを待つのでなく。


私たちの目・手・声が届き、
握ることのできる彼らの手を握ろう。
手を差し伸べて肩を抱こう。

突き放したら、
必ずまた引き寄せよう。


それだけで消せる火種も、必ずあるんだ。

―――――

<参照聖句>

<Iコリント9:19~22>
私はだれに対しても自由ですが、
より多くの人を獲得するために、
すべての人の奴隷となりました。

ユダヤ人にはユダヤ人のようになりました。
それはユダヤ人を獲得するためです。

律法の下にある人々には、私自身は律法の下にはいませんが、律法の下にある者のようになりました。
それは律法の下にある人々を獲得するためです。

律法を持たない人々に対しては、―私は神の律法の外にある者ではなく、キリストの律法を守る者ですが―律法を持たない者のようになりました。
それは律法を持たない人々を獲得するためです。

弱い人々には、弱い者になりました。
弱い人々を獲得するためです。

すべての人に、すべてのものとなりました。
それは、何とかして、幾人かでも救うためです。
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