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後藤 秀孝
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JAPAN
【勇気と備え】
2014-06-29 Sun 22:42
旧約にこんな章節がある。

“敵であるミデヤン人の陣営(約13万5千人)が北の谷に展開したとき、ギデオンは主から託宣を受けた。

『あなたといっしょにいる民は多すぎるから、わたしはミデヤン人を彼らの手に渡さない。イスラエルが、「自分の手で自分を救った」と言って、わたしに向かって誇るといけないから。

今、民に聞こえるように告げ、
「恐れ、おののく者はみな帰りなさい。ギルアデ山から離れなさい」と言え。』

すると、民のうちから2万2千人が帰って行き、1万人が残った。”


まず主は、135,000人のFully Armed 敵兵と戦うために、
そもそも 戦に耐えぬ弱い者たちを全て除いた。

さまざまな言い訳を述べる方たちは、
この時点で戦線から離脱した。


のっぽさん






―――――

ここで、
当時のイスラエル人たちの状況を振り返ってみよう。

A. イスラエル人は七年の間、押し寄せたミデヤン人の支配下にあった。ミデヤン人たちは緑喰い尽くすイナゴのようにイスラエルの地に侵入した。
B. イスラエル人たちはミデヤン人を避けて、山々にある洞窟や、ほら穴や、自然の要害(つまり、居住には適さない場所)に逃れた。
C. イスラエル人たちが種を蒔くとミデヤン人のみならず、周辺のアマレク人や東の人々が上って来て彼らを襲い、収奪した。
D. ミデヤン人たちはその地の産物を荒らして、イスラエルに羊や牛やろばのためのえささえも残さなかった。

つまり、見渡す限り・敵地。
と言う状況である。

逆襲のギデオン が立ったので、
イスラエル部族は団結して取りあえず人を送ってみたが、
玉石混合。大半は有象無象。

普通に考えたらそんな Reinforcement、
“屁のつっぱりにもならない” 状況だったのだ。

―――――

さて、臆病者は去った。
続いて主はギデオンにこう仰せられた。

『民はまだ多すぎる。彼らを連れて水のところに下って行け。
わたしはそこで、あなたのために彼らをためそう。』

その際、主がギデオンに
『見るように』
と言った兵の特長は、以下のようであった。

①立ったまま
②口を手に当てて、
③舌で水を舐めた者。


それ以外の者たち、
水辺に膝をついて、
水を飲んだ者たち(約 9,700人)

は帰らされた。


??何があった??
??なぜ、このような采配に??


思うに。…
参加者全員の命賭けた Suicide Mission。
そこに向かう “300(Three Hundred)” 。

俺なら、呼びかけるだろう。
「お前らの中で、ケンカ強い奴」
「腕に自信のある奴、出て来い!!」みたいな?


主の示されたやり方、
『水の飲み方で…』とは、
絶対思い浮かばない解。だ。

一体、水の飲み方に何の違いが、問題があった??

気付かされたことは、選ばれた300人の精兵が
①立ったまま
②口を手に当てて、
③舌で水を舐めた。ということだ。

つまり、彼らは周囲を警戒し、
かつ水に毒などの害物が含まれていないか、
確認しながら飲んでいた。

だが、それ以外の者たちは、
水辺にかがみ込んで、周りに注意を払うこともなく、
渇きを癒すために水をガブガブ飲んでいた。…


戦場での心得。
こころの備え、覚悟。…


その違いを見られたのだ。


我らも、試練に向かい、
同じように試されている。

勇敢さと、
危機感を備えているか。


我々が表面でどう取り繕おうと、
主は我らの内面を深く吟味される。


―――――

<参考章節>
それで、エルバアル、すなわちギデオンと、彼といっしょにいた民はみな、朝早くハロデの泉のそばに陣を敷いた。ミデヤン人の陣営は、彼の北に当たり、モレの山沿いの谷にあった。

そのとき、主はギデオンに仰せられた。
『あなたといっしょにいる民は多すぎるから、わたしはミデヤン人を彼らの手に渡さない。イスラエルが、「自分の手で自分を救った」と言って、わたしに向かって誇るといけないから。

今、民に聞こえるように告げ、
「恐れ、おののく者はみな帰りなさい。
ギルアデ山から離れなさい」と言え。』

すると、民のうちから二万二千人が帰って行き、一万人が残った。

すると、主はギデオンに仰せられた。
『民はまだ多すぎる。彼らを連れて水のところに下って行け。
わたしはそこで、あなたのために彼らをためそう。

わたしがあなたに、
『この者はあなたといっしょに行かなければならない』と言うなら、
その者は、あなたといっしょに行かなければならない。

またわたしがあなたに、
『この者はあなたといっしょに行ってはならない。』と言う者はだれも、
行ってはならない。』


そこでギデオンは民を連れて、水のところに下って行った。
すると、主はギデオンに仰せられた。「犬がなめるように、舌で水をなめる者は残らず別にしておき、また、ひざをついて飲む者も残らずそうせよ。」
そのとき、口を手に当てて水をなめた者の数は三百人であった。残りの民はみな、ひざをついて飲んだ。

そこで主はギデオンに仰せられた。「手で水をなめた三百人で、わたしはあなたがたを救い、ミデヤン人をあなたの手に渡す。残りの民はみな、それぞれ自分の家に帰らせよ。」”(士師記7:4~7)

5 So Gideon took the men down to the water.

There the Lord told him,
“Separate those who lap the water with their tongues as a dog laps from those who kneel down to drink.”

6 Three hundred of them drank from cupped hands, lapping like dogs.
All the rest got down on their knees to drink.

7 The Lord said to Gideon,
“With the three hundred men that lapped I will save you and give the Midianites into your hands. Let all the others go home.”
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