後藤 秀孝
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JAPAN
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【風吹けば 桶】
2014-02-21 Fri 22:48
「風が吹く=桶屋儲かる」

というこじ付け的連想サクセスストーリーがある。

遠大なるそのKJTRSSを資本主義経済でやってしまったのが カールさん である。
マルクスと言うと「赤か!」と忌避されるが、
カールおじさん といえばさほど違和感は無い。

ともあれ。

Let the story of Uncle Karl begin:

カールおじさん





「人は資本主義という悪魔を召還したが、
今やその悪魔に飼われ、使役されている」



<生産 → 物品 → 交換 → 貨幣>

貨幣には
「何にでも、使える!」
「貯めて、使える!」
「分割払いも、できる!」

という現代のポイント制のような利便性があった。

この為、

それまでモヤシを米に変えるには、モヤシ好きな米農家を探さねばならなかったが、
貨幣のおかげで「交換」が容易になり、繰り返されるようになった。
また「安く買って高く転売する」商人、仲買人たちも現れた。

その過程で、交換のみを目的とした物品=商品が登場する。
これは作り主にとって不要な物、貨幣獲得のため、売却目的に生産された物である。

上記の<生産 → >~のサイクルは、繰り返されるたびに品質の向上と生産性の改善、そして富の集約へとつながっていった。
集約された富は生産にフィードバックされ、生産性をさらに高める工夫、例えば組織作り、機械や新技術の開発・導入を促してきた。

こうした富=資本の巨大化は、貧富格差の拡大を助長するようになった。

―――――

生産効率の追求は、大工業化 をもたらした。

一ヶ所に集約された作業場で、一つの作業に特化した職員が集まり、

ある人はひたすらボルトを締める。
ある人はただ蓋をかぶせ、
その隣の人が蓋をハンマーで叩いて固定する、Etc.。


最終的に製品が完成するが、一工程特化の奇形職能しかない労働者は 一人では何も生産できない ため、組織・企業(=つまり、資本家)に依存してしか生きられなくなる。

「労働者とは<労働力>という商品しか、
売るものがない人たちのことである。」


こうして労働の質が変わっていく。

上記のような 単純労働 しかできない労働者は容易に機械に駆逐される。
プラス、技術・知識を持たない女性、子ども、農民や最底辺の貧民たちでも、
単純労働なら可能だから・更に安い賃料で代わりに雇い入れられていく。

労働者の供給過多の場合、
つまり失業率が高く人々がどんな3K、4k仕事でも厭わず働いてしまう場合、
待遇改善を求める社員や文句ばかりのパートは 容赦なく首を切られる。

またどんな汚れ仕事でもやる人間が増えるほど、
正社員の給与水準に下方圧力がかかる。
失業したくなければ、ひたすら経営者に従順に振舞うしかないからだ。昇給など・もってのほか。

―――――

e.g.
これまで成人男性が50人がかりで行なっていた仕事、
例えば綿花から綿を取り出す工程を、機械が成り代わった。

機械は操作も簡単で、
女性・子どもが一人いれば同じ量の綿を生産できるとする。

すると、50人の成人男性失業者が生まれ、
一人の女性従業員がひたすら機械に綿花を供給する。と言うことになる。

その女性は日額7,200円の固定給で、休憩なし の12時間労働だ。
内訳としては、最初の3時間は自分の給料のため、
残りの9時間は剰余価値(=ピンはね分)を生み出すために働く。


先に首を切られた成人男性失業者らは、
仮に再就職できても更に待遇の悪い職場しかない。
そこでも経営者に「奪われ続ける」。

こうして資産家は益々豊かになり、
労働者は益々自立への打つ手を失い、搾取されていくのだ。

―――――

こうして首を切られた社員たちは、「産業予備軍」と呼ばれるカテゴリに落ち着く。

産業予備軍(さんぎょう・よびぐん):資本に依存しなければ生きていけない労働者たちのこと>

産業循環では、失業者や半失業者などの産業予備軍がとても役に立つ。
労働者は衰退する産業からは切り捨てられ、勃興する業界では大量に必要とされるからだ。

こうした産業予備軍は、資本の増殖が加速することで一層増えていく。

―――――

失業者が増えると、職場に残った勤労者にも影響が出る。
e.g. 同僚や部下が居なくなったのに、
こなすべき仕事量は変わらない。


労働量は増え、求められる労働の強度も高くなる。
そして大量の・質のいい仕事を職員がこなしてしまうほど、
更に多くの労働者が不要になり、失業者の数が増える。

そんな 悪循環 を生み出すこととなる。

それだけではない。現代社会に反映された抑圧と搾取の構造は、
うつや精神疾患を伴う大勢の「資本主義の犠牲」を生み出し続けている。

―――――

資本追求の果てに、経営者たちが行き着くのは、資本 VS. 資本の潰し合いである。

コモディティ商品の価格競争でお互いの経営体力を削り合い、先に力尽きた方が吸収合併される。
そんな状況下では労働者は更に長時間、不払い労働を余儀なくされ、搾取収奪され続けることとなる。

そして倒産の折には容赦なく首を切られてお払い箱だ。


労働者の皆さん。
誤解してはいけない。

何がどう転んでも、経営者が労働者のためを思って

人員を増やす
職場環境を改善させる
昇給させる
有給休暇を取らせる
etc.

なんてことはあり得ないのだ。

仮に見た目 労働者よりの意見・出来事があっても、
それはあなたからより多くの価値を捻り出そうという思惑に過ぎない。

あなたが怪我をしたら、解雇。
あなたがうつ病になれば、解雇。
あなたが業務上過失致死で誰かを殺めれば、責任は全てあなたに被せて、解雇。
あなたが就業中に亡くなれば、お悔やみのFax 一枚でお仕舞いだ。



これが資本主義の行き着く究極だ。

だから、自立する道を常に探さねばならないのだ。
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この記事のコメント
#660
かつてペストが中世で流行った時、沢山の人が死に、しかしゲットーでは全然亡くならなかったと聞きました。
インドとか…
極端なピラミッド型の社会は必ずソドムのようになると思っています。
2014-02-25 Tue 22:28 | URL | あおいよだれかけ #-[ 内容変更] | top↑
毎々~

更に今はピラミッドの中断部分が抜けて、最上層と最下層へと二極化が続いていますね。…

こうした負の連鎖を断ち切るために、若年非正規社員を集めて組織化する働きを始めました。と言っても物件の手付けを払い、融資を取り付けただけの段階です。また進捗あったらブログ上で共有させてくださいね。

在主
後藤 秀孝 拝
2014-02-26 Wed 23:02 | URL | 後藤 秀孝 #-[ 内容変更] | top↑
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