fc2ブログ
後藤 秀孝
http://afg2.blog74.fc2.com/
JAPAN
水の大切さ
2006-12-02 Sat 14:55
ここスリランカ南部のハンバントタ県は、海岸沿いの漁師町です。しかし津波で被災した家庭は、スリランカ政府の方針で、「安全地帯(つまり、再定住地域)」へ退避しそこで新しい生活を始めることとなりました。
それまで未開のジャングル(文字通り)だった地区を、ブルドーザーなどの重機をいれ開拓し、コンクリの基礎を打って住居を建てました。地域によっては700~1,000戸もの外見が同じ家屋が、整然と並んでいるわけです。
住民に話を聞くと、これまで野生の荒野だった地域なので、昼は水牛が、夜には象がさまよい出て来て柵を壊したり、せっかく育てた野菜をつまみ食いしたりするそうです。

とにかく、そんな状況で一番困るのが、水不足です。私もパキスタンの山奥で水汲みをしていましたから分かりますが、水は重いです。しかもすぐ無くなります。30リッター運んだ、良かったと思っていても、飲料・炊事・洗濯・洗顔・皿洗い…などと、いつの間にか底をついてしまうのです。だから水汲みは日課でした。
再定住地域では、住居はあるし、大きな水タンクも備え付けてある。しかし給水するパイプラインが建設中のため、現実は給水タンカーが巡回してきて、そこから住民がジェリカン(手持ち用の水タンク)やバケツなどで各家庭に運んでいるのです。それも詳しく聞けば、給水車は週一度しか来ず、各家庭60~80リッター程度しか貰えないそうでした。例えばそれで家族4人を、一週間面倒見るのは不可能です。

日本でお風呂やシャワーに自由にお湯が使え、また洗車などにも飲料可能な水が使えること―――それは、この地球上で言えば、非常に限られた人々にのみ与えられた特権なのです。「湯水のように使う」習慣の中で育っている私たちですが、ちょっと立ち止まってこうした問題に注目してみることは、国際社会の一員として生きる上で大切なことだと思います。
人気ブログランキング【ブログの殿堂】 人気blogランキング
給水車から水を受ける津波被災者
スポンサーサイト



別窓 | スリランカ篇 | コメント:0 | トラックバック:1 | top↑
<<私たち日本人が、海外で人道支援をする理由 | キリストの愛を 超多忙なあなたに | 作者もインドで考えた>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
家屋をよく見てみると
ドーザーショベルブレードの代わりにバケットを装備したもので、土砂を盛ったりトラックに積み込んだりできる。トリミングドーザー両面が使用可能なブレードを装備したもので、進行方向に土砂を押すだけでなく、バックしながら土砂を引き寄せることもできる。水陸両用ブルド …
2007-03-17 Sat 14:38 家屋をよく見てみると
| キリストの愛を 超多忙なあなたに |
copyright © 2006 キリストの愛を 超多忙なあなたに all rights reserved. powered by FC2ブログ. template by [ALT DESIGN].
/