後藤 秀孝
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JAPAN
【考える力は 聖書から来る】
2013-03-24 Sun 22:33
齋藤孝氏著「アイディアを10倍生む 考える力」(大和書房、2006年10月1日)を読んでいて。

「創造的なThinker(思考者)のしていることは、
古くから教えられてきた聖書の深い読み方に通ずるモノが多いな」
と思わされた。

気付きのいくつかを、
A. 聖書、またウォッチマン・ニー著「How to study the Bible」と
B. 上記齋藤氏の著書を比較し、検証してみよう。


①「決め付けや思い込みを捨てる」必要性

A. 「決め付けや思い込みを捨てることは、聖書を正しく読むために必要な性質と習慣の一つだ」(A. Not Being Subjective)
思い込みの激しい人の心は既に自分の考えや意見、反論などで一杯で、他人の言葉や読んでいる文章の真意をあるがままに受け取ることができない。

B. 「考えるという作業は知性が行なう作業だ。知性とは、決め付けたり、思い込んだりせずに、視点を移動することができるということだ」
例えば、戦争を引き起こすのは、もっとも知性が欠如した状態だ。二項対立図式で、「相手は悪である、自分たちは善である」と決め付ける。


②「共通項を探し、比較検討する」感受性

A. 「読み込んだ事実を敏感で豊かな感受性で受け止め、それらを共通項で分類、比較検討することで、より深い聖書の真理が明らかにされる。」
「主イエス・キリストと使徒パウロが民から迫害され、死に渡されそうになったとき、何が起きたか。
主は荒れる群集の真中を通り過ぎて行った(ルカ4:28~30)が、パウロは陰謀を恐れてダマスコの城壁からかごで吊り降ろしてもらい、ほうほうのていで逃げ延びた(使途9:23~)」
「病いや中風、盲人からの数々の“とんでもない要求”を、主は喜んで受け止め、癒した(マルコ1:40、2:3~4、10:47、マタイ15:27、その他…)」

B. 「考える作業とはつながりを見つけることであるが、それは『何かと何かが似ているな』と気付くことである。」
「ただ共通項を探すだけでなく、一歩進めて無理やり似せて考えるのは非常に利く技」
「巨人の星」の星飛雄馬は恋愛の状況においてでも、好きな日高美奈さんに「君には九回裏二死満塁の緊迫感がある」などという無理矢理アナロジー(類推)で愛情表現した。


③「逆説的な表現で、深い真実を表現する」

A. 「主の『山上の垂訓』(マタイ5:1~7:27)は、『心の貧しい者は・幸いです。悲しむ者は・幸いです』という教えから始まる。『あなたの右の頬を打つような者には、左の頬も向けなさい』『自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい』『わたしのために、ののしられたり、迫害されたり、また、ありもしないことで悪口雑言を言われたりするとき、あなたがたは幸いです』、全てこの世の常識から捉えれば逆説的(Paradoxical)な表現ばかりである。」

B. 「なぜ逆説的な表現を使うかというと、聞いている人に『え、ウソ!』という感じを一瞬与えて、『それで何なんだ』と、聞く人を強く惹き付けることができるからだ。更にその意味するところを聞いていくと、『そうだったんだ…』と認識が変わるわけだ。」
NYヤンキース、イチロー選手の言葉にも逆説的な表現が散りばめられている。「自分は天才ではありません。なぜかというと僕は自分がやっていることを全部説明できるからです」(全部説明できることこそ、天才だろう…)


例を挙げればきりがない。
そのくらい「正しく聖書を読む」ことは、現代人の思考習慣にも良い影響を与えるサプリメントなのである。
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