後藤 秀孝
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JAPAN
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【涙を・たべる】
2013-01-29 Tue 17:17
最初、僕の考えはきわめて単純だった。

死にそうな子どもたちとか火事の犠牲者のいる病棟に、ボランティアで行きだした。ただ入っていって、ちょっと元気付けて、笑いを撒き散らそうとした。

それがだんだん、ピエロの格好をしていくようになってしまった。

まず、誰かが僕に赤いゴム製の鼻をくれたので、僕はそれをつけていった。
それから自分で簡単な化粧をし始めた。
そのうち黄色と緑のピエロの服が手に入った。

ついには気の利いた、つま先と かかとが緑色で、真ん中が白の、75センチもある靴までやってきた。
引退したピエロが、自分の靴だけは歩き続けて欲しいと思って、僕にくれたのだ。……


言っておくけれど、そこじゃ、とっても辛くなることがある。
最初はとても大変だった。とっても。

こうした病棟には本当にひどいことがある。
子どもたちが死んでいったり、手足を切断されるのを見るなんてことには、ほとんど誰も準備ができていない。

この社会では、誰も僕たちに苦しみと向き合うようには教えない。
苦しみが僕たちの顔をなぐるまでは、そのことについては話さない。……


僕の仲間が子どもの白血病の小児病棟で「ゴジラ」を上映しようと準備していた。
僕は子どもたちをピエロに仕立て上げていた。
一人の子は化学療法で完全にはげていた。
僕がその子の顔を化粧し終えると、別の子が「頭の残りもやっちゃいなよ」と言い、はげの子はその考えにとびついた。

そこでやり終えると、今度は彼のお姉さんが、「ねえ、ビリーの頭に映画を映せるじゃない」。彼はそれが嬉しくてたまらなかった。
僕たちは「ゴジラ」をセットするとビリーの頭に映した。ビリーは大得意だった。僕たちみんながビリーをとても誇りに思った。すごい瞬間だった。特に医者が入ってきたときにはね。


だから、僕は何とも言えない。
小さい子の焼けた皮膚やはげた頭―――どうする?




ただ向き合うだけだと思う。

子どもたちは本当に深く傷ついていて、
とても恐がっていて、
恐らく死にかけている。
みんな悲嘆にくれている。


向き合うんだ。
そしてその後どうなるか見るんだ。
次に何をするか見るんだ。



僕はポップコーンをもって歩くことにした。
子どもが泣いていたらポップコーンで涙をぬぐって、僕の口や、その子の口に放り込む。

僕たちは一緒に座って涙を食べる。
(ラム・ダス、P・ゴーマン共著『How can I help?』)

涙の道化師
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