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後藤 秀孝
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JAPAN
【私では ない】
2012-12-18 Tue 23:33
朝、ごみ収集所の前で他人のゴミまで分別してくれている少女。「偉いな」と声をかける。

認知症からか。震える手で不安を訴える老婆。手を握って「大丈夫になるよ」と励ます。次第に落ち着いていくのが分かる。

路上で飲んだくれて寝てしまっているおっちゃん。きったないホームレス。「じいさん、大丈夫かい」と声をかける。目を覚まして「ああ、大丈夫です」と応える老人に微笑みかける。

支援活動で、パキスタンの山奥、スリランカの海辺に出向く。アル中の被災者男性と共に泣く。受刑者たちを訪ねる。ひたすらカレーを食う。水不足なのでしょうがない、牛馬と共に川で行水する。



↑これは俺ではない。
俺の本質ではありえない。

後藤は、

①歩きタバコをする奴を見るたび、
前を歩いている奴はわざわざ走っていって追い越す。息を止めて走り、追い越したときわざとらしく深呼吸する。
対向者は避ける。明白に避けてやる。「お前が嫌いだ」と強くメッセージを打ち出す。「お前がタバコを吸う権利があるのと同じく、俺はお前を心から嫌う権利がある。」「そんなに好きなら食って死ね」などと考えている。

②満員電車でマスクもせず、手で覆いもせずに咳している奴を見ると、
持参したマスクを装備する。
持っていなければ、ネックウオーマーをずり上げて/ハンカチをマスク代わりとする。
手を口に持っていき、咳している奴に見えるように口を覆う。「咳するときは手で抑えろバカ」「小学校で習わなかったのかコンニャローめ」「手前の風邪がうつったら殺すぞコラ」というメッセージ込みである。

③混み合った駅構内を歩く時、
ぼさっと立っている人間には、足でドシンッと振脚をしてビクッとさせる。
エスカレーターの真ん中に立ってボーっとしている奴に対しても同様である。そして最近のスマホユーザーは大抵ボーっとしている。
はみ出して歩いてくる対向者には、良識の範囲内で真っ向勝負する。肩はぶつける。相手の荷物は蹴飛ばす。
「立ち位置考えろ」「アタマを使え」「お前は小学生か」という呟きを残す。

④10PMとかに子どもをつれて出歩いている奴を見ると、
「ガキは8時に寝かせろ」と呟く。


憎しみである。
ほぼ全人類に対する憎しみ である。
その憎しみの権化が後藤だ。


そんな闇を抱えた人間に、良い行ないができるわけがない。

表面的なしぐさや使う言葉を取り繕うことはできるかもしれない。
しかし、内から湧き出す闇というか不平不満は、誤魔化しようがないのだ。

なのに、善なる自分も散見されるようになった。なぜか。


イエス・キリストが内に宿ったから。
主が、後藤の良い面を引き出し、伸ばそうと働かれているから。


それだけだなぁ…。

心服して、そう思ってしまうのだ。
不満と批判、悪と闇に閉ざされていた、俺のような男でさえ…。
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