後藤 秀孝
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JAPAN
【一番 最初の 記憶】
2012-12-04 Tue 23:04
児童相談所で受講している研修の中で、講師(児童心理司)からこんな質問と例話があった。

「あなたが覚えている、
生まれてから一番最初の記憶は何ですか」


そして続けて、悪夢を見て夜泣きするようになった女の子の例話を引いた。

児童相談員が受けた相談で、『娘が悪夢にうなされたり、深夜突然泣き出してしまったりするので困っている』とのこと。

娘さんに詳細を聞いてみると、
『見る夢はいつも同じで、真っ暗な場所から、突然強い光に照らされて目がくらんでしまう。それが、なぜかとても恐くて目が覚める。』だと。

その夢の解釈を図ろうと、母親に娘夢の詳細を伝え、何か思い当たる生育暦上の体験などあれば教えて欲しい、と話してその場は別れたそうだ。



それから約1ヵ月後。再度話し合いの機会を持った時、母親が娘の悪夢について『あ、まさかあれかな…と思うくらいの、仮定なんですけどね』と前置きして語った話で、児相職員も『そうかも』と思ったそうだ。


それは、娘さんを出産した時のこと。

破水した時、自然分娩ができず、急遽帝王切開になった。

その際、胎児であった娘としては、確かに

暗くて暖かくて何となく居心地のいい場所から、
突然手術台の上の強烈な照明にさらされて、

生まれた時の恐怖、この世界に出た瞬間の恐怖が記憶に刷り込まれたのではないか。
それ以外に、光に怯えるような経験をしたことは無いはずだ…。そう告げる母親に、大胆な仮説ではあるが相談員も頷いたという。

この場合、娘さんの<生まれて一番最初の記憶>は、
生誕瞬間に焼き付けられた<恐怖>だと言えるかもしれない。言語化できない原始的恐怖が、夢の形をとって現れたのだと…。
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この記事のコメント
#622
当人も帝王切開で誕生しました。
生まれなかったかもしれないことも改めて思えますし、やはり少しだけ障害があるかもと思います。
でも全て、御手の中とも今は思えます。
2012-12-11 Tue 07:26 | URL | 蒼井涎掛け #-[ 内容変更] | top↑
上記、人間の記憶の不思議について、考えを改めさせられる経験でした。
蒼井涎掛けさんが仰るとおり、記憶上の史実が大切なのではなく、それをどう捉えて今を生きるか。それだけですね。

他人から見て不幸真っ只中にいる人でも、もし彼が神を見上げその御心を求めている限り、その魂には安らぎがあります。神はその恵みでもって、私たちが翻訳する過去を「実は素晴らしい贈り物だったのだ」と確信させて下さるから…。

暗闇に覆われた日本で、ただただその事を、一人でも多くの方に。伝えたいのです。
後藤 秀孝 拝
2012-12-16 Sun 21:54 | URL | 後藤 秀孝 #-[ 内容変更] | top↑
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