後藤 秀孝
http://afg2.blog74.fc2.com/
JAPAN
【子どもに 自信を】
2012-11-30 Fri 22:09
ある男子生徒(W君)を受け持った時のこと。

寡黙な生徒で、仲間とワイワイ…ではなく、
ひとりでコツコツ…というタイプ。

そんな彼が興味引かれたのが、PC だった。
そこで私は惜しみなく、自分の知る上達法を伝えて行った。

「PCの操作を高速化するには、ブラインドタッチが不可欠」という持論に従い、
特打ちにてトレーニングを積ませた。

勉強の合間に、5分でも時間が空くとタイピングの練習に励むW君。

そんな彼がある時、自慢げに聞かせてくれたことがある。

「先生、今日学校の授業でPCのプログラミングをやったんだ。
(タイプが早かったからか?)さっさと終わったのでプログラムで色々いたずらして先生に怒られた( -_-)フッ」とのこと。



他の科目や、自分の進路などへの関心が、いまいち高くなかったW君。

しかし自分のできること、上手くできるようになったことを通じてちょっとでも自信になっただろうか。


三浦綾子氏の著作「ちいろば先生物語」にこんな記述がある。熱血教師であった若かりし日の榎本保郎牧師が、飽きやすい勇太少年の扱いに困ったとき、近所のおとら婆さんに言われた言葉。

「あんなあ、先生。人間ちゅうもんは、何か一つできたらええんや。それで結構と言うもんや。漁師は魚を獲る、大工は家を建てる、畳屋は畳を作る、それを一つ、いくら繰り返しても飽きなけりゃ、食っていけるがな。な、そうやろ。」

その少年少女の中にある、「何か一つ。」

大人の役目、というかできる精一杯のことは、
一人一人の「何か一つ」を見つけ、伸ばし、励まし続ける事かもしれない。

W君との思い出を今も大切に抱えながら、ふとそんなことを考えた。
スポンサーサイト
別窓 | いま ここに あなたがいる 理由 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
<<【ゴミ屋敷 作業工程(26)】 | キリストの愛を 超多忙なあなたに | 【盛者必滅 会者定離】>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| キリストの愛を 超多忙なあなたに |
copyright © 2006 キリストの愛を 超多忙なあなたに all rights reserved. powered by FC2ブログ. template by [ALT DESIGN].
/